数字や難しい用語を使わず、会計についての理解を深める12回シリーズの講座。絵画や音楽と会計の関係、取り巻く人々の人間ドラマを通して、会計の基本的な知識を学びます。これまで知らなかった、会計の本当の面白さが分かります。(写真:PIXTA)
絵画と人間ドラマで学ぶ 会計の世界史

完結
12回
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#1
数字を使わずに学ぶと、会計はもっと面白くなる
数字や難しい用語を使わず、会計についての理解を深める10回シリーズ。絵画や音楽と会計の関係、取り巻く人々の人間ドラマを通して、会計の基本的な知識を学びます。会計の知られざる側面が分かります。
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#2
簿記と銀行がイタリアで生まれた理由
簿記がどの国でいつ始まったのかは、簿記を勉強している人でも知らないと思います。でも、歴史をきちんとたどることは、物事の全体像を理解する上で非常に重要です。簿記と銀行はイタリアが発祥です。
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#3
「最後の晩餐」と簿記の意外なつながり
レオナルド・ダ・ヴィンチといえば「モナ・リザ」ですが、まさか会計とも関係があるということをご存じの人は少ないかもしれません。ダ・ヴィンチに数学を教えた先生は簿記の普及に大きな役割を果たしまし…
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#4
貸借対照表という言葉を忘れるとバランスシートは読める
損益計算書が線、貸借対照表が点、これが基本形です。すなわちフローとストックです。会計が苦手な方がいたとしたら、これだけ覚えておけばいいんです。余計なことをいろいろと考えようとするから、頭の中…
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#5
レンブラントはなぜ“おじさんたち”を描いたのか
会計(accounting)の中で「説明(account for)」というニュアンスが大事になったのはオランダです。1602年に世界初の株式会社といわれる東インド会社が誕生しました。それまで…
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#6
「どんな人が出資者か」でバランスシートを理解しよう
オランダのすごいところは、株式会社の仕組みをつくっただけなく、株を買った株主が、その株を第三者に売却する手段、および、場所を提供したことです。これが証券取引所です。
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#7
イギリスで発祥した「鉄道マニア」と減価償却
減価償却は19世紀前半のイギリスである業界から始まりました。それは、鉄道です。蒸気機関車から始まっているんですね。鉄道会社そのものが革新的ですが、会計手続きとしても革新的なものを生み出したの…
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#8
初代SEC長官はインサイダーで大もうけ?
初代SEC長官、ジョー・ケネディの祖先は、アイルランドからやって来た移民です。経営分析の手法を学び、当時禁止されていなかったインサイダー取引で大もうけした人でもありました。
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#9
会計ルールは「主導権を握った者が勝ち」
会計ルールの主導権をめぐって、イギリスとアメリカがせめぎ合いを続けているのが現状といえます。どの国が主導権を握って、どのように動くかによって会計ルールは大きく変わることは、覚えておくといいで…
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#10
いかに効率よく働かせるか、原価計算と管理会計の誕生
多くの方が、すごく重要で名前は知っているけれども、中身がよく分からないものについて、その歴史を説明しようと思います。それは、管理会計です。アメリカで生まれたもので、財務会計の歴史と比べるとず…
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#11
管理職を悩ます「予算」は、あのマッキンゼー教授が始まり
管理会計の有名ツールといえば予算。この予算の歴史は100年なんです。シカゴ大学でマッキンゼーさんという会計学の教授が「管理会計(Management Accounting=マネジメント・アカ…
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#12
「のれん」の正体を知っていますか
会計は過去を見るものですが、ファイナンスは未来を見ます。ファイナンスの概念は、ビートルズの楽曲の著作権を巡るエピソードでよく理解できます。ファイナンスは会社の稼ぐ力が決め手となる企業買収の際…
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#13
絵をじっくり見れば決算書が読めるようになる
東京・銀座の画廊「東京画廊」社長の山本豊津さんと会計士の田中靖浩さんの対談。意外にも深い、アートと経済の関係についてそれぞれの立場から語ってもらいます。決算書を読むためにも絵を見たほうがいい…
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#14
今からでも遅くない、美意識を磨く絵の見方教えます
東京・銀座の画廊「東京画廊」社長の山本豊津さんと会計士の田中靖浩さんの対談。意外にも深い、アートと経済の関係についてそれぞれの立場から語ってもらいます。決算書を読むためにも絵を見たほうがい…
講師

田中 靖浩
たなか・やすひろ
田中靖浩公認会計士事務所所長
1963年生まれ。早稲田大学商学部卒業後、外資系コンサルティング会社などを経て現職。ビジネススクール、企業研修、講演などで活躍する。
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