
ベストセラーとなった『統計学が最強の学問である』の著者で、データビークルCPO(製品責任者)である西内啓氏が統計について基礎から教えてくれる動画講座の第8回。これまで学んできた統計学の基礎的な考え方を実際のビジネスにどう生かすのかを考える。
- 01 顧客の「アツさ」をどう「はかる」のか
- 02 「だいたいこのあたりが中心顧客」をどう知るか
- 03 どれくらいバラついているかが分かる標準偏差
- 04 ナイチンゲールもデータで世の中を変えた
- 05 集めたデータを比べてリスクと機会を知る
- 06 その数値の差は「たまたま」なのか否か
- 07 高校で習った知識で、得られたデータが偶然かを検証する
- 08 データから機会を見つけて迅速にA/Bテスト
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こんにちは。株式会社データビークルの西内です。いよいよ「ビジネスのための基礎統計学」講座も第8回。最終回になります。これまで統計学の基本的な考え方を学んできましたが、最終的にそれを皆さんのお仕事の中でどう生かせばいいのかをお話しします。
これまで学んできた中で、集計から比較という考え方を示してきました。数値については平均値の差を仮説検定し、分類型については割合の差を仮説検定して、たまたま出てくる差ではないというものが見つかったら、それが仕事を改善するためのアイデアにつながっていきます。これが集計から比較という考え方です。
皆さんおそらく平均値を見たり、割合を見たりといったことはされているかと思います。ただ、その中でチャンスやリスクがどれぐらいあるのかを把握するだけではなくて、どうすればこのチャンスやリスクをコントロールできるだろう、いったい何によってチャンスやリスクの大きさは左右されているのだろう、ということを見つけていくことを私はお勧めしたいです。
これまでは男女間の差という単純な事例を使っていましたが、実際には違いが多くあります。皆さんのお客様のデータでも、個人属性として性別、年代、職業、住んでいる地域などがありますし、購買行動をよく見ると、この曜日によく来ている人だとか、この時間帯によく来ている人といった分類をすることもできます。
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