ベストセラーとなった『統計学が最強の学問である』の著者で、データビークルCPO(製品責任者)である西内啓氏が統計について基礎から教えてくれる動画講座の第3回。

 前回に続き、「うちの会社のサービスに支払ってくれる金額はだいたいこれぐらい」といったデータをまとめるためにはどうすればよいのかを考える。第2回で学んだ四分位点を使った方法に加えて、今回は標準偏差を使った考え方を学ぶ。

ラインアップ(毎週水曜日掲載)
  • 01 顧客の「アツさ」をどう「はかる」のか
  • 02 「だいたいこのあたりが中心顧客」をどう知るか
  • 03 どれくらいバラついているかが分かる標準偏差
  • 04 「数じゃないデータ」のまとめ方
  • 05 集計から比較へ
  • 06 「平均値の差」の統計的仮説検定
  • 07 「割合の差」の統計的仮説検定
  • 08 ビジネスへの生かし方
※今後の内容は変わることがあります
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 こんにちは。株式会社データビークルの西内です。今回はビジネスのための基礎統計学講座第3回ということで、標準偏差というものについて学んでいきたいと思います。

 前回も学んだように、データの並べ替えはコンピューターのない時代には大変な作業でした。ですので、別の考え方で「だいたいこのへん」という範囲を把握する考え方が生まれました。それが標準偏差です。

 標準偏差の考え方には少し平均値と似たところがあります。どれくらいバラついているか、平均値からどれくらいずれているかをまとめていくことが標準偏差の考え方のスタート地点になります。

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