子供向けのプログラミング教育が日本でも人気だ。イノベーションを専門とし、東京理科大学特任副学長を務めた日本通でもあるマイケル・クスマノ米マサチューセッツ工科大学(MIT)教授は、子供にプログラミング教育をすることに対して、どう見るか。
- 01 日本型イノベーションに足りないもの
- 02 政府、数学者…革新者は企業だけではない
- 03 日本はモノづくりに集中し過ぎた
- 04 ソニーがアップルになれなかった理由
- 05 日本がイノベーション力で冴えない理由
- 06 日本の課題は「失敗できない」こと
- 07 アイデア「死蔵」は最悪
- 08 日本の大企業は大成功し過ぎた
- 09 IBMが30年間停滞した理由
- 10 子供にプログラミング教育は必要か
- 11 変わりたい大企業がすべきこと
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子供にプログラミング教育は必要なのでしょうか。
マイケル・クスマノ(米マサチューセッツ工科大学教授):米国では、プログラミングは皆が理解すべきだとされています。作文と数学に加え、多少のプログラミング知識が必要です。
コードを書くだけでなく、子供に創造する機会を与えます。違った考え方を知り、自由なコーディングを学ぶのです。
幼い時にコーディングに夢中になった米マイクロソフト創業者であるビル・ゲイツ氏のように、コードを書いたら何が起こるかを画面で見て、コードの何たるかを知る。プログラミングはあらゆる場面に必要なスキルです。
プログラミングについて詳しいことを知る必要はありませんが、ある程度、感覚をつかんでおく必要があります。そうした子供たちが大人になった時、きっと創造的に考えることができるようになるでしょう。
ロボットやウエアラブルコンピューターを創り、会話する花瓶を創り、センサーをつなげたりする。センサーは安くなり、無線インターネットが普及しました。従来と違った発想を身に付けるには、これを幼少期から始めることが大切です。
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