迷ったら「先延ばし」が一番、リスクを避ける効用も

武田：庵原さんは先ほどの通り、先延ばしをする。

庵原：加藤さんの回答を見て、僕は先延ばしをしているんじゃなくて、思考しているのかもしれないと感じました（笑）。

武田：ずっと先延ばしにして、週末もストレスを抱えて解消できないままというと、ストレスはどう消化しているんですか。

庵原：「もういいや」と諦めることがすごく多いですね。「決まらないから、また来週ね」と言いますし、会議でも創業から2～3年目まで、たった3人でやっていた頃が一番苦しかったけれど、そのときもずっとストレスを抱え続けていました。ただずっと解消できない課題に直面して、向き合い続けるのが起業家だと思ってもいるんです。だから、耐久力や忍耐力は基本的に高くないと、スタートアップの経営者はできないと思いますね。（後編は2019年10月31日公開予定）

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