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中国の大学新卒者、空前の就職難 ゼロコロナが拍車
数十年来で最悪の状況となった労働市場に、ポルトガルの全人口を上回る規模の中国の大学新卒者が、一斉に参入しようとしている。
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ロシアで好発進のマクドナルド後継店、野心と頭痛の種
ロシアから完全撤退した米ファストフード大手、マクドナルドから事業を引き継いだ新ハンバーガー・チェーン店「フクースナ・イ・トーチカ」のオレグ・パロイエフ最高経営責任者(CEO)がロイターのインタビューに応じ、もう「ビッグマ…
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インフレに苦慮する世界の中銀、「コロナ対応」の後始末
コロナ禍が経済を恐慌に落とし入れるのを防いで賞賛を浴びた世界の中央銀行が今、その後始末に苦慮している。どの中銀も予想あるいは予防できなかったインフレの高進と格闘しているのだ。
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低賃金環境抜け出せない国ここにも イタリア、働く貧困層が深刻化
欧州で特異な状況に置かれたイタリアは、賃金水準が30年にわたって停滞している。ユーロ圏全般は消費者物価の高騰に伴って、賃金も上昇する気配が見える。だがイタリアは域内第3位の経済規模を誇りながら、そうした流れとは無縁だ。
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中国超有名ライバーが天安門事件を「知らなかった」報い
6月3日、中国のライブコマースの超人気ライバーの配信が突然中断された。それから2週間たっても再開されないままだ。天安門事件を想起させる「戦車」の形をしたアイスケーキを出したことが原因とされる。
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「奇跡の都市」深センが暗転 中国経済の未来を暗示か
深セン市は過去40年間、毎年少なくとも20%の経済成長を記録。しかし今年第1・四半期の経済成長率はわずか2%と、新型コロナの第一波で中国経済が停止状態となった20年第1・四半期を除くと、過去最低となった。
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骨太の方針「原発審査を効率化」 規制委員会の増員は可能か
政府は「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」に、原子力発電の「審査効率化」を盛り込んだ。審査を効率化するためには原子力規制委員会の増員などが必要と指摘されるが、容易ではない。今夏に電力逼迫の危機が迫るなど、エネル…
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中国の独立系製油所「ティーポット」、安いロシア産原油購入か
中国の石油業界で「ティーポット」と呼ばれる、国営石油会社に属さない独立系製油所は一時稼働が落ち込んでいたが、息を吹き返しそうだ。新型コロナウイルス対応の行動規制の緩和による国内の燃料需要回復や、価格の安いロシア産原油の供…
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ウクライナ支援で欧米の結束に乱れ、各国の「温度差」が露呈
ロシアのウクライナ侵攻後すぐにウクライナ支援に動いた欧米諸国の結束が試練に直面している。戦争が始まって3カ月が経過した今、この先の方針を巡って足並みの乱れが見えるからだ。
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住宅購入ためらう中国の若者、経済急減速で不安高まる
中国南東部の仏山市で2年間も物件を探していたボラー・イップさん(32)は、新築マイホーム購入の夢をいったん棚上げした。中国経済が急減速している今、大きな買い物をすることに不安を感じたからだ。
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連携できるかヤフーとLINE 鍵は個人情報保護
Zホールディングス(ZHD)は2020年代前半に電子商取引(EC)で物販取扱高首位を目指す。悲願達成には、Yahoo!ショッピングなど中核事業の強化策が欠かせず、ヤフーとLINEの連携が重要になる。
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岸田政権の新興企業支援策、押し寄せるマネー逆回転の荒波
2022年版の「骨太の方針」を閣議決定した岸田政権。官民を挙げてスタートアップ育成に本腰を入れ始めたが、国内外のマーケットを見れば、スタートアップを取り巻く環境が激変していることが分かる。
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Zホールディングス、「最短15分」即時配達で描く勝ち筋
2021年3月に経営統合したZホールディングス(ZHD)とLINE。20年代前半に電子商取引(EC)で物販取扱高首位を目指すが、道のりは険しい。利用者数の合算が2億人超に上る巨大経済圏を生かし、ライバルを追い上げる。取り…
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非武装中立のバルト海諸島、ウクライナ情勢に戦々恐々
戦闘が続くウクライナは、海と陸を隔てた2000キロ以上の彼方に存在する。だが、フィンランド南岸のオーランド諸島に住む人々は、ロシアによるウクライナ侵攻が自分たちの暮らしを永久に変えてしまいかねないと危惧している。
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ウクライナの種子銀行が危機、世界の食糧確保にも影響
ウクライナの戦場に近い国立シードバンク(種子銀行)の地下貯蔵庫で、約2000種に及ぶ穀物の遺伝子コードが永久に損なわれる危機に瀕している。
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ウクライナ戦争でワイヤーハーネス不足深刻、EV移行加速か
電源供給や信号通信に使われる電線の束と端子などで構成されるワイヤーハーネスは、自動車部品の中でも単価が安い。だが、その品不足が業界にとって思いもよらぬ頭痛の種になっている。一部からは、内燃自動車の凋落(ちょうらく)が早ま…
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あえて低いまま 築60年の大手町ビルを建て替えない三菱地所の狙い
最新鋭の超高層ビルの建設が相次ぐ東京都心で、取り残されたかのように見える築60年超の大手町ビル(東京・千代田)。竣工当時は「東洋一のマンモスビル」と称されたが、今や2倍以上高い周囲のビルに見下ろされる立場となっている。し…
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中国自動車市場、EV化で国内勢が海外メーカー大逆転
世界的自動車メーカーが電気自動車(EV)の時代に入っても中国で支配的地位を保てると考えているとすれば、ショックを味わうことになるかもしれない。
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世界で止まらぬ食品インフレ、新興国に社会不安懸念も
世界各地の開発途上国・新興市場国で暮らす数百万の人々にとって、主食となる食材が生活必需品からぜいたく品へと変わりつつある。
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コロナ後、大手企業の若手社員が大量に辞職する
自動翻訳の普及で日本のサービス業は崩壊する。日本は東南アジアに抜かれる。新型コロナウイルス禍の後、大手企業で若手社員が大量に辞職する――。数多くの企業を研究し、社外取締役やアドバイザーも務める早稲田大学ビジネススクールの…
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総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
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話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
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菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
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1000年企業の肖像
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ファクトフルネス思考
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大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
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グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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ファストリ、異次元の経営
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
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テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
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