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欧州でインフルエンザ復活の兆し、「ツインデミック」懸念
昨シーズンはほぼ消滅していたインフルエンザが、この冬は予想以上のスピードで欧州に戻ってきた。ワクチンの有効性にも疑問が生じており、新型コロナウイルスと同時流行する「ツインデミック」が長引くとの懸念が持ち上がっている。
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オミクロンでも集団免疫は困難か、「変異」ネックに
新型コロナウイルスの新変異株・オミクロン株は、従来株をはるかにしのぐスピードで感染を広げている。しかし、十分な数の人々が免疫を獲得して感染拡大が止まる「集団免疫」の達成がオミクロン株によって容易になるとの見方に専門家は否…
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止まらない原油高、OPEC内「100ドル突破も」の声
原油価格は向こう数カ月上昇を続け、1バレル=100ドルを突破する可能性がある――。複数の石油輸出国機構(OPEC)高官がロイターにこうした見方を示した。需要回復と、主要産油国の増産能力が限定的なことなどが理由だ。
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中国ゼロコロナ政策が窮地、初期の成功「あだ」に
中国が新型コロナウイルスの感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ戦略」を強化しつつある。現在流行の主流となっているオミクロン変異株は毒性が比較的弱い可能性があるものの、感染防御態勢を緩める理由にはならない、というのが当局の…
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ソニーEVは巨大なaibo クルマの再定義に挑戦 競合も固唾
ソニーグループの電気自動車(EV)戦略が次第に明らかになってきた。専門外である車両自体の開発・製造は他社と協業し、人工知能(AI)や半導体を使ったエレクトロニクスメーカーならではの自動運転技術で付加価値を高める。そこに映…
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イスラム女性をアプリで「競売」、ITが凶器に
女性パイロットのハナ・カーンさんは半年前、インドのイスラム教徒女性をオークションに掛けるかのように装ったアプリに自分の写真が掲載されているのを見つけた。このアプリはすぐに削除され、誰も起訴されず、問題はうやむやになった。…
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テスラ、サプライチェーン混乱でライバルに差をつけた「秘密」とは
米電気自動車(EV)大手・テスラは部品内製化率が高いため、製造工程における臨機応変の軌道修正が可能で、他の自動車メーカーにとって打撃が大きかったサプライチェーン(供給網)の混乱を巡る問題にうまく対処できた――。複数の関係…
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サイバー藤田社長「M&Aで会社をカルチャーごと変える」
サイバーエージェントを24歳で創業、日本のネット業界で存在感を高めてきた。過去最高の業績を上げたが、事業環境の変化は激しく予断を許さない。2022年、そして中長期にどうかじ取りをするのか、方針を聞いた。
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金利上昇で日本株急落、トヨタとソニーグループで明暗
日経平均は1月6日、800円を超す大幅な下げとなった。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨をきっかけに金利が上昇。新型コロナウイルス感染拡大によるリスク回避ムードが強まる中で、株価収益率(PER)が高い銘柄への評価が…
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「こども家庭庁」で少子化は止まるか? 行方を占う3つのポイント
岸田政権は、少子化に歯止めをかけるための新しい行政組織として、「こども家庭庁」の創設を決めた。しかし、本来は、どのような子ども政策を行うかが肝要であり、単なる組織づくりでは大きな意味はない。こども家庭庁でなされるべき、3…
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サイバー、DXに照準 ネットからリアルへ飛び出す広告・AI技術
サイバーエージェントはAI(人工知能)などテクノロジーを重視し、ネット広告とスマートフォンゲームの2大事業で成長を続けている。さらにこの路線で目指す新ビジネスの分野がDX(デジタルトランスフォーメーション)だ。IT(情報…
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サイバーエージェント23期連続増収 危機から育てたテック路線
サイバーエージェントはインターネット産業で日本を代表する企業の一つになった。ネットテレビ「ABEMA」の印象が強いが、屋台骨はネット広告とスマートフォンゲームだ。ある危機を経てテクノロジー路線に転換。変わらぬベンチャー精…
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星野氏×「人新世の『資本論』」著者 未来はスローダウン経営に
全国で旅館やホテルを運営する星野リゾートの星野佳路代表と40万部超ヒットの『人新世の「資本論」』著者、斎藤幸平氏が対談。後編では「では何をすべきか」について、じっくり話し合った。
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星野氏×『人新世の「資本論」』著者 「勝手にSDGs」の真意
全国で旅館やホテルを運営する星野リゾートの星野佳路代表と40万部超ヒットの『人新世の「資本論」』著者、斎藤幸平氏が対談。地球環境問題や格差問題に対して、企業経営はどう臨むべきかをじっくり語り合った。
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大掃除でフリマ出品急増、ヤマトでシステムトラブル
年末に向けてメルカリなどフリーマーケット(フリマ)への出品が拡大し、提携するヤマト運輸は一部システムでトラブルが生じた。物流業界にとって欠かせない存在となったフリマ市場だが、急成長に対応するにはIT(情報技術)投資の加速…
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「安い」から「エモい」へ、DXで加速する中国の「新消費」
中国で近年よく目にするようになった「新消費」。次々と生まれる新しいブランドや店舗、ビジネスモデルなどをまとめたトレンドを表現する言葉だ。この「新消費」のトレンドをよく観察してみると、私たちが参考にできる部分が多いことに気…
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中国、不動産債務問題が鉄鋼に悪影響 建設機械や家電の需要減も
中国大手不動産開発会社が直面する債務問題は、同国の産業の根幹をなす鉄鋼セクターに悪影響が波及しているほか、他の重要セクターにも影を落とし始めた。鉄鋼業が動揺し、セメント、ガラス、家電といった分野も軒並み需要減に見舞われや…
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ドコモはMVNOの「敵」か「味方」か 囲い込み強化で渦巻く疑念
主に中高生向けのサービスを展開するMVNO(仮想移動体通信事業者)「トーンモバイル」の取り扱いが全国のドコモショップで始まった。NTTドコモが始めた「エコノミーMVNO」の参画事業者としては、NTTコミュニケーションズの…
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「誰でもディープフェイク」 AI合成は危険な領域に
「自分が映画やテレビに出演するところを見たいと思いませんか」──オンラインストアに掲載されたアプリの紹介文だ。このアプリは、人工知能(AI)が生成する合成メディア、いわゆる「ディープフェイク」を創作するチャンスをユーザー…
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サプライチェーンが大渋滞、中国から米国にゲーム機が届くまで
肌寒いある日の朝、中国から米ボストン郊外にあるゲーム機企業T2Mの倉庫に届いた貨物コンテナはパレット(荷役台)に穴が空いていた。「フォークリフトの仕業に違いない」──。最高経営責任者(CEO)のフレーザー・タウンリーさん…