フェイスブックは「メタバース(巨大な仮想空間)」関連事業に注力する姿勢を示すため、正式社名を「メタ・プラットフォームズ」に変更する。同社はメタバースが、モバイルに代わる次の主流インターネット空間になると考えている。

 メタバースは異なるデバイスからアクセス可能で、デジタル空間を自由に行き来できる、共有された仮想世界という理解が一般的。フェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が大型ロボットや古代ローマへのデジタル旅行といった形で派手に宣伝したずっと前から、実は多数の企業が「レディ・プレーヤー1(スピルバーグ監督の仮想ネットワークを舞台としたSF映画)」が描く未来に使えるかもしれないソフトウエアやハードウエアを作成し続けている。

 このメタバースが完全に実現するにはあと10年以上かかる可能性がある。大手のテクノロジー企業間の協力も必要になるだろう。6月には投資会社ラウンドヒル・インベストメンツが、メタバース関連事業から利益を得るための上場投資信託(ETF)を立ち上げた。フェイスブックによる社名変更発表の数時間前には、別の投資会社が似たようなETFを設立している。

11月1日、フェイスブックは「メタバース(巨大な仮想空間)」関連事業に注力する姿勢を示すため、正式社名を「メタ・プラットフォームズ」に変更する。写真は「機械幻想ー宇宙メタバース」と名付けられた美術作品。香港のアートフェアで9月撮影(写真=2021年 ロイター/Tyrone Siu)
11月1日、フェイスブックは「メタバース(巨大な仮想空間)」関連事業に注力する姿勢を示すため、正式社名を「メタ・プラットフォームズ」に変更する。写真は「機械幻想ー宇宙メタバース」と名付けられた美術作品。香港のアートフェアで9月撮影(写真=2021年 ロイター/Tyrone Siu)

 メタバースに関係している企業は以下の通り。

ロブロックス

 今年上場を果たしたゲーム総合サイト大手のロブロックスはメタバースについて、「人々が学習、労働、遊び、創作、社会化のための数多くの3次元体験を共有できる場所」と想定している。同社が目指しているのは、ユーザーと開発者にデジタル世界を創造する手段を提供すること。最高経営責任者(CEO)は、同社独自の通貨に基づく仮想経済を持つプラットフォーム上で、買い物や商取引をする未来にも言及している。