新型コロナウイルスの感染拡大で多くの企業が危機に陥っている。危機が迫ると視野が狭くなり、資金的にも厳しくなるため、社内の人材で事態を打開しようという「自前主義」に陥りがちだ。しかし、コロナ禍で広がったリモートワークを活用すれば、専門知識を持つ副業人材の力を借りることができる。人的リソースが限られる地方都市ほどメリットは大きく、創業100年に迫る老舗企業が改革を進めている。
オーナー企業の悪いところは自前主義
1928年創業の萩原珈琲(神戸市)は職人による炭火焙煎(ばいせん)にこだわり、関西の喫茶店やレストランなど約1000件にコーヒー豆を卸してきた。コロナ禍で卸先の来店客が激減。4月の売上高は6割減まで落ち込み、足元も2割減と厳しい状況だ。


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