全1525文字
ビジネスパーソン1万人が選ぶ2019年上半期のベストビジネス書。記念すべき第30回の大賞は『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』。

 『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』(ハンス・ロスリング他著/日経BP)が2019年上半期のベストビジネス書に選ばれた。2位以下のラインアップは次の通りだ。

  • 2位『サブスクリプション』ティエン・ツォ/ゲイブ・ワイザート共著/ダイヤモンド社
  • 3位『国家と教養』藤原正彦著/新潮社
  • 4位『ビッグ・クエスチョン』スティーヴン・ホーキング著/NHK出版
  • 5位『平成はなぜ失敗したのか』野口悠紀雄著/幻冬舎
  • 6位『両利きの経営』チャールズ・A・オライリー他著/東洋経済新報社
  • 7位『右脳思考』内田和成著/東洋経済新報社
  • 8位『イースタニゼーション』ギデオン・ラックマン著/日本経済新聞出版社
  • 9位『OODA LOOP』チェット・リチャーズ著/東洋経済新報社
  • 10位『FEAR 恐怖の男』ボブ・ウッドワード著/日本経済新聞出版社

 「読んだ本」「読もうと思っていた本」「目にしたことがある本」「気になっていた本」がある人は少なくないだろう。でも、このベスト10はそもそもどのように選出されているのか。

 実はこの賞は、新刊ビジネス書情報月刊誌「TOPPOINT」の1万人以上の読者が選定している。半年間でちょうど60冊のビジネス書を紹介する同誌の読者が、60冊の中からベスト3を選び、1位3点、2位2点、3位1点として投票。その集計結果が上のベスト10だ。そのように読者が選ぶビジネス書ベスト10が半年ごとに選出されるわけで、前回(2018年下半期)、第29回の大賞は『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』(スコット・ギャロウェイ著/東洋経済新報社)だった。

毎月掲載の10冊を厳選

 対象となる書籍は半年間で60冊、つまり毎月10冊。月に100冊からが刊行されるビジネス書カテゴリーにしてはエントリー数が少なく感じるが、ここに同誌の特徴がある。「内容が斬新か」「アイデアがあるか」という視点から掲載図書をまず絞り込む。目利きが厳選した10冊だけが掲載されている点が多忙なビジネスパーソンに支持され、実は今年で創刊32年という長寿専門誌だ。