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八谷:ただし、米国に持っていくためには、トータルで800万円くらいは掛かるので、今必死になって金策しています。

編集Y:わあ、やっぱりちょっと大変だ。

八谷:米国までの往復輸送費と、米国内の機体輸送費だけで300万円ぐらい掛かるんです。全額赤字になるのは避けたいので、日本のクラウドファンディング(こちら)と、米国のファンディング(こちら)で赤字額を少しでも減らそうと動いています。

空から飛行場をロケハン。

松浦:ロスでも飛行する予定なんですか。

八谷:ええ、飛ばすつもりです。米国内で飛ばすとなると絶対に現地の協力者って必要で。ウィスコンシンではリー・フィッシャーさんとウォーリーさん、それにEAAの方々なんですけど、カリフォルニアはスカイクリエーションという、ロスを拠点にしているフライトスクールにかなりお手伝いしてもらっています。

次々とつながる人の縁

八谷:そのフライトスクールの社長の中村さんに、ロス近郊で、あまり過密に飛行機が飛んでいない空港を教えて下さい、といってコロナプリンシパルエアポートというところを紹介してもらいました。ここも、ここもやっぱり市営空港です。

 最初は飛行機で下見に行ったら、なんと誰もいない(笑)。午後4時ぐらいに行ったら、もうビジネスアワーは終わっていて。カフェも3時で終わりでした。でも、みんな結構ハンガーから機体を出して整備したりしているんです。ここのハンガーを借りることができたらいいな、と思って翌日は車で行きました。

コロナ空港にて、ゲイルさんと八谷さん。

 そしたらそれが大当たりで、整備しているおじちゃんたちがいたので、挨拶して「ここのエアポートのハンガーを借りたいんですけど誰に相談すればいいんですか」って質問したら、「ああ、今ちょうど中にいるよ」というわれてゲイルさんという女性を紹介してもらいました。そうしたらトントン拍子に話が進んで、ハンガーを借りる話がまとまったんです。

編集Y:積極的に動くとちゃんと話も動く。

八谷:でも「残念ながら私、今年5月で辞めちゃうので、6月からはこのデニスという人が来るから彼に連絡して」と言われました。これでカリフォルニアでのハンガー問題は解決です。本当にロールプレイングゲームですね。「米国に飛行機を持って行って飛ばす」というクエストをやっているみたいです。でも、本当に皆さん親切で優しくて、楽しくてたまらない。

コロナ空港のおいちゃんたち。