(写真:Thomas Trutschel / Getty Images)
(写真:Thomas Trutschel / Getty Images)

 米グーグルが、日本のスマートフォン決済ベンチャーのプリン(pring、東京・港)の買収に向け交渉を進めていることが分かった。

 日本のスマホ決済業界は、2019年の消費増税後のポイント還元事業をきっかけに競争が激しさを増し、現在は巨額のキャンペーンと豊富な営業網を駆使したソフトバンクグループ系の「PayPay」が約5割のシェアを握り、一定の「決着」はついた。ただ、楽天、NTTドコモ、KDDIなどキャッシュレス決済をテコに自らの経済圏に顧客を囲い込もうとする競争は続いている。

 グーグル参入は、業界にどんな影響を与えるのか。その狙いとは何か。

「買収価格が高すぎる」

 日経新聞電子版は7月8日夕、「グーグルがみずほ銀行などプリンの既存株主から全株式を200億~300億円で取得する方向で最終調整に入った」と報じた。交渉の事情を知る関係者によると、グーグルとプリンの株主企業は契約締結には至っておらず、買収価格は200億円を下回る可能性があるという。

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