ロシアのプーチン大統領は天然ガス開発事業「サハリン2」の運営を同国企業に移管させる大統領令に署名した。出資している日本の商社が排除されかねず、液化天然ガス(LNG)の輸入に暗雲が漂う。LNGの調達途絶に備えて始まっていた「節ガス」の議論に拍車がかかりそうだ。

「いきなりガス供給のストップにつながるものではないと思っている」。岸田文雄首相は7月3日、ロシアの大統領令を受けてこう話した。だが日本のエネルギー事情を巡る不透明感が一気に高まり、産業界の危機感は強まっている。

ロシアの措置で日本のエネルギー事情が一段と厳しく(サハリン2のLNG船、写真:AP/アフロ)
ロシアの措置で日本のエネルギー事情が一段と厳しく(サハリン2のLNG船、写真:AP/アフロ)

 6月30日に署名された大統領令では、ロシアがサハリン2事業の資産を、ロシア政府が設立する新会社に移管させるとしている。同事業には三井物産が12.5%、三菱商事が10%出資している。日本勢が事業を続けたい場合、新会社設立から1カ月以内に、ロシア側の条件をのんで株式取得に同意するかどうかを同国政府に知らせる必要がある。詳しい条件の内容は不明だ。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り847文字 / 全文1263文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題

日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「Views」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。

10/19開催 星野リゾートが実践する、「Z世代」を顧客にする極意

 1990年代中盤から2010年頃に生まれた世代を指す「Z世代」。幼い頃からインターネットに触れ、スマートフォンなどにも慣れ親しんだ「デジタルネーティブ」世代ともいえます。最近まで、Z世代をはじめとした若者は“SNS映え”を重視するとみられてきました。しかし、企業が若者向けに仕込んだ“映え”は見透かされる時代に。上の世代のZ世代観は、現実とかい離しているケースも目立ちます。

 日経ビジネスLIVEは日経クロストレンドと共同で、10月19日(水)19:00~20:30に、「星野リゾートの実践から学ぶ、『Z世代』を顧客にする極意」と題して、ウェビナーをライブ配信する予定です。Z世代の意識や消費行動、さらにはZ世代に響く企画などについて、議論を交わします。視聴者の皆様からの質問もお受けします。ぜひご参加ください。

■開催日:2022年10月19日(水)19:00~20:30(予定)
■テーマ:星野リゾートの実践から学ぶ、「Z世代」を顧客にする極意
■講師:今瀧健登氏(僕と私とCEO、Z世代のヒットメーカー)
梅ケ谷夏歩氏(星野リゾート「界タビ20s」プロジェクト)

■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス、日経クロストレンド
■受講料:日経ビジネス電子版と日経クロストレンドの有料会員はいずれも無料で参加できます(事前登録制、先着順)。有料会員以外は3300円(税込み)となります。
>>詳細・申し込みはリンク先の記事をご覧ください。