強い逆風が吹く「ソーシャルレンディング」。インターネットを通じて個人から募った資金を企業に貸し付けるモデルだが、融資先企業が事前に計画した使途と異なる使い方をする不祥事が相次ぎ、信用が揺らいでいる(関連記事:SBI系は撤退 ソーシャルレンディングはなぜ不祥事を繰り返す)。

 だがその一方で、顧客と接点を構築するツールとしてソーシャルレンディングを活用しようと、新たに参入する事業者も増えている。豊富な顧客基盤や信用力の高さを武器に、マーケティング手段と見なす動きも出てきた。

 その一例が、福岡銀行だ。福岡銀行は6月22日、ソーシャルレンディングを手掛けるフィンテックスタートアップのファンズ(東京・港)と共に「個人が銀行にお金を貸す」という新たな金融サービスを開始した。個人からすれば銀行はお金を預ける先。大規模な金融緩和で「カネ余り」とされる中、なぜあえて銀行が個人からお金を借りるのか。

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