入山:私も講師として参加している「日経ビジネス経営塾」に登壇された経営者の中では、例えばDMG森精機の森雅彦社長はすごいと思います。日本のものづくりは今、勢いがないといわれていますが、これからのIoTの時代は、日本にとっては大きなチャンスです。

 ものがインターネットとつながるということは、まず、「もの」自体が良くないとダメなんですよね。ものづくりはどこが強いかというと、いまだに日本とドイツです。とはいえ、日本でものとデジタルを融合させている企業はまだ少ない。そこを、森社長は率先して挑戦しています。

 あとは、言うまでもなく、日本電産の永守重信さんですね。この状況で、非常に利益を出しています。この方は怪物だなと。

 また、私と仕事の関係がある中では、コープさっぽろ(札幌市)の理事長、大見英明さんも素晴らしいです。北海道なので、なかなか東京では注目される機会がありませんが、大見さんは日本屈指の経営者だと思います。

少年のようであり、締めるところは締める

コープさっぽろでは、入山先生が社外取締役を務めています。応援したくなる経営者の共通点は何でしょうか。

入山:早い話、人柄ですね。自分のやりたいことに対する夢を持っていて、好奇心が強い。そして、大変なときでも、それを怖がらずに面白がる力がある。好奇心旺盛な少年のようでありながらも、企業なので当然、締めるところはしっかり締める必要がある。その両面を持つ経営者は応援したくなります。

入山章栄教授も登壇「日経ビジネス経営塾」

 DMG森精機の森雅彦社長など12人の敏腕経営者が登壇する「日経ビジネス経営塾(第7期)」の申し込みが始まりました。4月16日に無料事前説明会も開催します。

 日本を代表する著名経営者の講義を「目の前で聞き」「直接言葉を交わし」「議論できる」、50人限定のプレミアムセミナーです。入山章栄教授ほか早稲田大学ビジネススクールの講師陣による「理論編」と併せて、次のリーダーを育成するまたとない場となります。

 詳しい内容は、「日経ビジネス経営塾」のサイトでご確認ください。

まずは会員登録(無料)

有料会員限定記事を月3本まで閲覧できるなど、
有料会員の一部サービスを利用できます。

※こちらのページで日経ビジネス電子版の「有料会員」と「登録会員(無料)」の違いも紹介しています。

※有料登録手続きをしない限り、無料で一部サービスを利用し続けられます。

この記事はシリーズ「Views」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。

6/20ウェビナー開催、「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」

 近年、ChatGPTをはじめとする生成AI(人工知能)の進化と普及が急速に進み、私たちの生活やビジネスに革新をもたらしています。しかし、注意が必要なリスクも存在します。AIが誤った情報を生成する可能性や倫理的な問題、プライバシーの侵害などが懸念されます。
 生成AIの利点をどのように理解し、想定されるリスクに対してどのように対処するか。日経ビジネスは6月20日(火)に「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」と題したウェビナーを開催します。日経ビジネス電子版にて「『AI新時代』の落とし穴」を連載中の米シリコンバレーのスタートアップ企業、ロバストインテリジェンスの大柴行人氏を講師に迎えて講演していただきます。
 通常の日経ビジネスLIVEは午後7時に開催していますが、今回は6月20日(火)の正午から「日経ビジネス LUNCH LIVE」として、米シリコンバレーからの生配信でお届けします。ウェビナーでは視聴者の皆様からの質問をお受けし、モデレーターも交えて議論を深めていきます。ぜひ、ご参加ください。

■テーマ:「AIバブル」の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う
■日程:6月20日(火)12:00~13:00(予定)
■講師:大柴 行人氏(ロバストインテリジェンス共同創業者)
■モデレーター:島津 翔(日経BPシリコンバレー支局 記者)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス、日経クロステック、日経クロストレンド
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員は無料となります(事前登録制、先着順)。視聴希望でまだ有料会員でない方は、会員登録をした上で、参加をお申し込みください(月額2500円、初月無料)

>>詳細・申し込みはリンク先の記事をご覧ください。