未来館は次のロボットを導入か

 最後に少し厳しい質問をぶつけてみた。

ASIMOが科学技術以外にも多様な影響を与えてきたのには異論はありません。ですが、そんな象徴的な存在だからこそ、この未来館からの卒業はインパクトが大きく、訪れる理由がひとつ減ってしまった印象です。次はどういった仕掛けをしていくのでしょうか。

小沢さん:(未来館の目玉展示、球体のディスプレー装置である)「ジオ・コスモス」はこのたびアップデートしますし、魅力的な特別展の開催や新たな常設展示も予定しています。

ASIMOの後輩ロボットも……?

小沢さん:そうですね。詳細はまだ言えませんが、ASIMOとは別の切り口で新たなロボットの展示を検討しています。

 あくまで個人的な意見だと前置きしますが、21年3月の初代館長・毛利衛さんの退任、それに続く22年3月末のASIMO卒業と、ひとつの節目を感じます。

 未来館としてはこの20年で培ったことを生かして、これからの20年どうやって科学を多くの人に伝えていくかということを考えるタイミングとなりました。初期に社会科見学でASIMOを見た小学生たちは、もう社会人になっています。バトンを受け継いで科学に興味を持つ人をより多く増やすことが、卒業するASIMOへのはなむけとなるはずです。

今回のASIMOの卒業にあたって多くの人が未来館を訪れている。そんなASIMOの雄姿を見て、なぜか目頭が熱くなってしまった。寂しいけど、また会う日まで、バイバイ! ASIMO!(写真=稲垣純也)
今回のASIMOの卒業にあたって多くの人が未来館を訪れている。そんなASIMOの雄姿を見て、なぜか目頭が熱くなってしまった。寂しいけど、また会う日まで、バイバイ! ASIMO!(写真=稲垣純也)
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2/22ウェビナー開催、ウクライナ侵攻から1年、日本経済「窮乏化」を阻止せよ

 2022年2月24日――。ロシアがウクライナに侵攻したこの日、私たちは「歴史の歯車」が逆回転する光景を目にしました。それから約1年、国際政治と世界経済の秩序が音を立てて崩壊しつつあります。  日経ビジネスLIVEは2月22日(水)19時から、「ウクライナ侵攻から1年 エネルギー危機は23年が本番、日本経済『窮乏化』を阻止せよ」と題してウェビナーをライブ配信する予定です。登壇するのは、みずほ証券エクイティ調査部の小林俊介チーフエコノミストです。世界秩序の転換が日本経済、そして企業経営にどんな影響を及ぼすのか。経済分析のプロが展望を語ります。視聴者の皆様からの質問もお受けし、議論を深めていきます。ぜひ、ご参加ください。 

■開催日:2023年2月22日(水)19:00~20:00(予定)
■テーマ:ウクライナ侵攻から1年 エネルギー危機は23年が本番、日本経済「窮乏化」を阻止せよ
■講師:小林俊介氏(みずほ証券エクイティ調査部チーフエコノミスト)
■モデレーター:森 永輔(日経ビジネスシニアエディター)
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