東日本大震災に伴う福島第1原子力発電所の事故から12年。東京電力ホールディングスの原発は1基も稼働できていない。東電は1月、値上げ申請の前提として、柏崎刈羽原子力発電所7号機(新潟県)の稼働開始を10月としたが、想定通りに進むかは不透明だ。

 柏崎刈羽原発は2017年、原子力規制委員会の審査に合格したが、その後、テロリストなど外部侵入者を防ぐための防護施設が1年で10カ所以上故障しているのが見つかったほか、発電所の中央制御室に社員が、他人のIDカードを使って入った問題などが発覚した。これを受けて規制委が21年4月、是正措置命令を発令している。

 山中伸介委員長は3月8日、「(是正措置命令について)5月の解除は難しい。その後1、2カ月での改善も難しく、短時間で次のステップに進めると思えない」と述べた。

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