中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供するfreeeは4月、東京・蔵前に本のセレクトショップ「透明書店」を開業する。同店を運営する子会社も立ち上げる。SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)を手がけるfreeeが、なぜ「アナログ回帰」ともいえる書店を開くのか。
まったくの門外漢。だが、freeeはあえてリアル書店をこの4月にオープンする。狙いは「自社サービスのユーザーである企業と同じ目線に立つこと」。freeeのブランドマネージャーを務める岡田悠氏は、「書店経営は想像以上にアナログ」と認めつつ、「効率化していける余地が大きい」と新たな業態に期待を込める。
freeeが開業する「透明書店」の運営を担うのは、新規に立ち上げた子会社の透明書店。小規模ながら、3000冊以上の在庫を抱えるれっきとした書店だ。今や1000人を超える社員を持つfreeeと比べると社員数も少なく、「対極の存在」(岡田氏)といえる。
freeeはこの書店をアナログ的な経営手法が抱える課題の解決策を見いだすための「実験場」にしていくつもりだ。
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