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チーム仕事は、コミュニケーションがとれないので、テレワークではやりにくい

 その通り。「うちは、Web会議システムがあるので、テレワークでも、コミュニケーションはとれている」という企業が少なくないが、仕事のコミュニケーションは、「会議」だけではない。「仕事はホウレンソウが大切だ」と、ウン十年前の新入社員研修で言われたことを思い出す。

 実際、仕事はオフィスで交わされる「指示」に始まる「報告・連絡・相談」の中で進んでいく。これに対して、テレワークを進めるには、「大部屋主義」を脱却し、欧米のように「ジョブディスクリプション」を明確にすべきだという意見がある。

 しかし、今は非常時である。明日から、一人ひとりに仕事を切り分けることはできない。事業を継続するには、昨日までの「ホウレンソウ」コミュニケーションを、チーム全員が離れていても、できるようにしなくてはいけないのだ。

非常時テレワークこそ、「仮設クラウドオフィス」

 テレワークの「正論」に対して、「非常時」というナタを振りまくっている筆者だが、文句ばかりつけていてはいけない。新型コロナウイルスの感染防止対策としての「テレワーク」について、ひとつの提案をしたい。

 ここまでの課題に対する答えは、「チーム一人ひとりが離れていても、オフィスで働いているのと同じように、緊張感を持ち、時間を管理し、ホウレンソウができる」環境をクラウド上に作ることである。一部の人だけが限られた日数だけ、仕事を切り分けて持って帰る「テレワーク」は、必ず壁にぶつかる。仕事道具をクラウド上のオフィスに置き、クラウド上で仲間と仕事ができるようにする、というのは、長年テレワーク専門のコンサルティングをしてきた筆者の答えである。それは、決して、簡単なことではない。

 しかし、今は非常時である。突然の災害で家に住めなくなったとき、「仮設住宅」でしのぐのと同様に、クラウド上に「仮設オフィス」を作ることをおすすめする。御社がすでに「Web会議ツール」を導入しているのであれば、そのままそれを利用するといい。使っていなければ、筆者のおすすめは「ZOOM MEETING」というWeb会議ツールである。

 「Web会議ツール」に、以下の4つのルールを適用するだけで、「仮設クラウドオフィス」を用意することができる。詳しくは、緊急動画をアップしているので、参考にしていただきたい。

新型コロナウイルスの感染対策としての在宅勤務ノウハウ~仮設クラウドオフィスの作り方