米電気自動車(EV)大手・テスラは部品内製化率が高いため、製造工程における臨機応変の軌道修正が可能で、他の自動車メーカーにとって打撃が大きかったサプライチェーン(供給網)の混乱を巡る問題にうまく対処できた――。複数の関係者や専門家はこう話す。

 2021年のテスラの納車台数は、87%伸びて過去最高を記録した。

米テスラは部品内製化率が高いため、製造工程における臨機応変の軌道修正が可能で、他の自動車メーカーにとって打撃が大きかったサプライチェーンの混乱を巡る問題にうまく対処できた――。複数の関係者や専門家はこう話す。写真は2020年1月、上海にあるテスラの工場で撮影(2022年 ロイター/Aly Song)
米テスラは部品内製化率が高いため、製造工程における臨機応変の軌道修正が可能で、他の自動車メーカーにとって打撃が大きかったサプライチェーンの混乱を巡る問題にうまく対処できた――。複数の関係者や専門家はこう話す。写真は2020年1月、上海にあるテスラの工場で撮影(2022年 ロイター/Aly Song)

 同社が供給網に関するさまざまな課題を切り抜けてきた幾つかの方法は、以下の通りだ。

世界的な半導体不足への対策

 テスラは一部の顧客に対して、ブルートゥースやUSBポートなどの部品を付けずに納車する可能性があると通知した。また、レーダーセンサーや前部座席のランバーサポートといったいくつかの装備を省き、製造工程を簡素化した。同社は、ロイターのコメント要請に応じていない。

 同社は、増大するコストを吸収するための値上げも実施した。米国の消費者は「モデルY」を発注した場合、納車まで7カ月間待たされ、昨年中に価格は18%上昇した。

 イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、テスラが供給の不足している半導体の一部について代替製品を充当できたと述べた。フォルクスワーゲン(VW)のヘルベルト・ディースCEOは、テスラが新型チップをサポートするソフトウエアをわずか2─3週間で書き換えられる能力は素晴らしいと称賛している。

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