サイバーエージェントはAI(人工知能)などテクノロジーを重視し、ネット広告とスマートフォンゲームの2大事業で成長を続けている。さらにこの路線で目指す新ビジネスの分野がDX(デジタルトランスフォーメーション)だ。IT(情報技術)の大手など競合する企業は数知れないが、広告に関わる分野では同社に声がかかる。

サツドラ旭ヶ丘南8条店で、サイバーエージェントが参画して店舗のDXに向けた実験が進められている(札幌市)
サツドラ旭ヶ丘南8条店で、サイバーエージェントが参画して店舗のDXに向けた実験が進められている(札幌市)

 北海道を中心に約200店のドラッグストアや調剤薬局を展開するサッポロドラッグストアーのサツドラ旭ヶ丘南8条店(札幌市)。この店舗で、サイバーエージェントが参画して店舗のDXに向けた実験が進められている。

 サッポロドラッグストアーが目指すことの一つが、店内の電子看板で、より来店者に「刺さる」広告を出すことだ。併せ買いなど1日当たりの販売額を引き上げることにもつながりうる。

 サイバーエージェントは例えば、店舗や時間帯で異なる客層に合う広告とはどういったものかを検証する。基になるデータは購買実績のほか、広告ディスプレーに取り付けられているカメラで撮影した年齢や性別だ。「電子広告を表示して購買行動がどう変わるかを把握し、効果的な配信の方法を探る」(サツドラ担当者)

 サツドラではこれまで、店舗や時間帯がどうであれ、決まった広告を流していた。AIをはじめとして同社が築いてきたネット広告のノウハウが、「リアル」の店舗で生きる。一連の実験は20年から進められている。

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