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 ベストセラー漫画「ドラゴン桜」でおなじみの弁護士・桜木建二。最近では、バーチャルYouTuber(VTuber)としても活動する弁護士・桜木が、日経ビジネス電子版に登場。ビジネスパーソンの悩みを一刀両断する。

 連載8回目に登場するのは、スマートロックなどを開発する新興ベンチャー・ビットキーに勤める嶋田瑞生さん。実は嶋田さんは、つい最近ビットキーに転職したばかり。それまでは社員数7000人規模の大企業で、およそ10人のチームのマネジメントをしてきた。

 7000人規模の大企業から、社員数30人のスタートアップへ――。

 組織の規模が変われば、マネジメントのあり方も変わるはずだ。どのような心構えで新たなキャリアをスタートすべきか。それが目下の嶋田さんのお悩みだ。

 嶋田さんの問いに対して、桜木はまず「コミュニケーションライン」の説明を始めた。

 社員数20人の企業の場合、コミュニケーションラインは何本あるのか。この計算式は「20×19÷2=190」となり、190本のコミュニケーションラインが存在することになる。

 ではこれが、社員数30人に増えるとどうなるか。人数が1.5倍になったのだから、コミュニケーションラインも1.5倍になる――と思いがちだろう。だが、実は違う。

 30人の集団のコミュニケーションラインは、「30×29÷2=435」。社員が10人増えただけで、コミュニケーションラインは20人の集団の頃と比べると、2倍以上に増えるのだ。

 この変化がわずか1年で起こったら、以前からその組織に属していたメンバーはどう思うだろうか。きっと、「前よりも社長と話す機会が減った」と感じるに違いない。

 経営陣にとっては、社員が10人増えただけで、社員に対する思いは変わらない。だがメンバーたちは急に、「社長に大切にされなくなった」と思うようになるのだ。そして、会社に対する不信感が生まれてくる。

 社員数が30人になる頃から、会社の中には部門や部署が必要になるともいわれている。そんな成長に向けた過渡期に、嶋田さんはビットキーに入社した。

 円滑にメンバーたちと交流し、マネジメントしていくにはどうすればいいのか。解決策は、動画でチェックしよう。

>>続きは上の動画

桜木 建二(さくらぎ・けんじ)
弁護士
元暴走族のリーダーで、現在は桜木法律事務所の所長を務める東大卒弁護士。龍山高校特別進学クラスを創設し、担任を受け持つ。平均偏差値36の高校生を相手に、東京大学合格への独自の勉強法を伝授。その経験をもとに、YouTubeをはじめ、様々なメディアで活動中。現在は偏差値50の一般的な学生、天野と早瀬を東大に行かせるために、再度、特進クラスを創設している。
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