セッション#01は、スタートアップ経営者たちによるパネルディスカッション。日経ビジネス50周年特別賞を受賞したラクスルの松本恭攝社長CEO(最高経営責任者)、日経クロストレンド賞のキズナアイ氏の代理人、Activ8の大坂武史代表、そして、日経ビジネスRaise賞のファームノートの小林晋也代表の3人が、「次世代起業家が見る日本の可能性」をテーマに熱く語る。
■登壇者プロフィール
日経ビジネス50周年特別賞
松本恭攝氏 ラクスル 代表取締役社長CEO
シェアリングエコノミーの考えを印刷業界に持ち込み、稼働率の低い印刷機を持つ印刷会社とユーザーをマッチング。ユーザーは印刷コストを削減できるだけでなく、印刷会社の設備稼働率も高まる。現在は、物流業界にもシェアリングの考えを導入。自社ではトラックを保有せず、空きトラックを持つ提携運送会社に仕事を依頼するサービスを展開している。

1984年生まれ。慶応義塾大学商学部卒業後、2008年にA.T.カーニー入社。09年9月にラクスル創業。13年に印刷、15年に物流のシェアリングサービスを展開。18年に東証マザーズ上場(写真:竹井俊晴、以下同じ)
日経クロストレンド賞
キズナアイ氏 バーチャルYouTuber
代理人:大坂武史氏 Activ8代表取締役
動画サイト「YouTube」内で活動するバーチャルYouTuber。2016年に登場し、18年の「VTuber」ブームの立役者といえる。デジタルなキャラクターの姿ながら活動と表現の幅を広げており、組織の広告塔やタレント、キャラクタービジネスの新展開など、新たなビジネスチャンスとして様々な企業や自治体が注目している。

ウェブ系のメディア、コンテンツ開発会社で営業、経営企画を経験後、2015年、米サンフランシスコに本社を置くT-Rex Lab Co.の日本法人責任者就任。16年9月、Activ8を創業。「生きる世界の選択肢を増やす」ことを掲げ、バーチャルタレントのプロデュースやサポートを担うプロジェクト「upd8(アップデート)」を企画、運営する。
日経ビジネスRaise(レイズ)賞
小林晋也氏 ファームノート 代表取締役
これまでは経験と勘に頼っていた畜産・酪農業界にIoT(モノのインターネット)を導入。発情など牛の体の変化を、センサーなどを駆使して察知し、健康に関するデータを収集・分析してスマートフォン上で一括管理できるクラウド型の管理システムを開発した。初期投資にかかる費用が大きく、健康管理がデリケートな和牛や乳牛の生産現場のリスクを低減するとともに生産性向上に貢献した。

ファームノート社長。1979年、北海道帯広市生まれ。旭川工業高等専門学校後、機械部品商社に勤務。2004年、システム会社のスカイアーク創業。13年、畜産・酪農のIoTサービスを手掛けるファームノートを起業。
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