全3937文字

 第17回 日本イノベーター大賞(主催:日経BP社)の受賞者からイノベーションのヒントを学ぶ。第2回は、「日経ビジネスRaise賞」のベスト5に入選した、自動運転のAI(人工知能)を開発するアセントロボティクスCEOの石﨑雅之氏と創業者・チーフアーキテクトのフレッド・アルメイダ氏。同社は、人間の脳を再現することによって、滑らかな自動運転ができるAIの開発に取り組んでいる。大手コンサルティング企業出身の石﨑雅之氏と、AI技術者のフレッド・アルメイダ氏が共同で2016年9月に創業した。

■第17回 日本イノベーター大賞 表彰式 観覧募集(無料)

<日経ビジネス電子版会員向け先行受付開始>

第17回 日本イノベーター大賞の受賞者や選考委員が一堂に集まる表彰式をご覧になりませんか。日経ビジネス電子版の会員向けに観覧希望を先行受付します。定員(200人)に達し次第、締め切らせていただきます。

■日本イノベーター大賞の詳細
日本イノベーター大賞受賞者決定、大賞は良品計画の金井政明会長

  • 日時:2019年2月26日(火) 16:30~(16:00受付開始)
  • 場所:グランドプリンスホテル高輪プリンスルーム(東京・港区)

観覧ご希望の方は、以下の登録フォームにご記入ください。

>>応募する<<

創業の経緯を教えてください。

石﨑雅之CEO(最高経営責任者):もともと私たちには共通の友人がいまして、その友人がフレッドと僕は気が合うだろうといって紹介してくれたんです。その時、話をしているうちに。

フレッド・アルメイダ創業者・チーフアーキテクト:何かやりましょうよとなって。

そこで自動運転のAIを開発するアセントロボティクスを2016年9月に立ち上げたんですね。なぜ自動運転だったのですか?

石﨑氏:前職のコンサルティング会社に勤務していた当時(2016年頃)、AIが注目されたり、スタートアップが世の中を動かし始めたりしていました。大企業のお客様が、本当のイノベーションをスタートアップに求め始めていたんです。その時にフレッドと出会って、じゃあ、そのスタートアップに自分たちがなってしまおうと。

アルメイダ氏:私がアセントの前にやっていたスタートアップもAI関連でした。その前はITをやっていて、10、11年ごろにコネクテッドカーのプロジェクトを経験しました。

 14年に作った会社では、AIで画像認識や日本語の文字認識などを手掛けていたのですが16年の夏、ちょうど彼(石﨑氏)と会う直前に、ロボット学習で何かできないかなと考えていました。

 応用する先としてはやはり自動運転。10年ぐらいずっと頑張っているのはウーバーやグーグルで、テクノロジーが成熟してきたと思ったんですが、やはり自動運転には何かが足りない。でも、ロボット学習を使えば「人間らしく」できるかな、と思ったんです。昔、子供のときに見た『ナイトライダー』(車がしゃべる米国の特撮ドラマ)の世界が見えたと思ったんです。