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 理由はこうです。「実質GDPを200%に引き上げる計画の中で、199%を実現できることは見えている。四捨五入すれば、既に200に達するのは確実だ。なので、これを200にするために景気刺激策を打つ必要はない。成長率目標の達成は改革推進に比べれば、優先順位が低い。今は改革をやる時期だ」

 「2017年の共産党大会で、習近平国家主席は『新時代の中国の特色ある社会主義思想』を掲げ、量から質への転換をうたった。質の高い社会を実現するのが、われわれの最優先事項だ」

確かに健全な考え方ですね。

瀬口:非常に健全なのです。元安に介入しない、というのも、このコンテクストに乗る動きだと思います。相当に優れた政策運営をしていると評価します。

瀬口さんは、成長率をどう見ていますか。

瀬口:私自身はもう少し強めに見ています。2019年は通年で6.3%。2020年は6.2%。「年平均6.5%成長」も「実質GDPを2020年までに2010年比で2倍にする」もそれほど無理をせずに達成できると思います。