積極化する対中投資、「日本企業だけ」が取り残される
今年の中国経済の回復と中国政府の政策運営方針は中国でビジネスを展開する外国企業にとって大きなチャンスとなり得ます。
中国政府が中央経済工作会議で掲げた今年の基本方針の重要な柱は「対外開放」および「内需拡大とサプライサイド改革の有機的結合」です。先ほど述べた4つの経済下押し要因を考慮すれば、当面は内需も力不足、輸出にも頼れない状況が続きます。そこで、経済の安定確保のためには、国内でイノベーションを起こし、それを質の高い内需拡大につなげていかなければなりません。
この目標の実現には中国の地場企業だけでは力不足。対外開放の高度化、外国企業の誘致・投資拡大促進により一層力を入れるでしょう。
欧米企業はこのチャンスを逃すことなく捉える構えです。
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