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今回のチェックポイント
  • ●「内向き」「外向き」の思考とは?
  • ●高校生が取り組むプロジェクト
  • ●プロジェクトを通じて学ぶ大切なこと
ラインアップ(全6回、毎週木曜日掲載)
  • 01 「問いを立てる力」が未来を作る
  • 02 「問いを立てる力」をどう育む?
  • 03 フォロワーもリーダーである
  • 04 日本の学校こそ多様性がある
  • 05 これまでの高等教育は通用しない
  • 06 「自分らしくいよう」と開き直る
※今後の内容は変わることがあります
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「問いを立てる力」をどう育んでいるのですか?

小林りん(UWC ISAK Japan代表理事):授業の中と外に分けて説明すると、まず授業の中では、「内向き」と「外向き」の両方(の思考訓練)をやるんです。

 「内向き」というのは、いわゆるマインドフルネスのような、自分は何にどきどきわくわくするのか、あるいは逆に自分が憤りを感じた時にそれをどう制御していくのか、といった自分に対する内面的な思考を促すような授業を毎週毎週やっています。

 それに加えて「外向き」という意味では、「デザイン思考」「デザインイノベーション」とも言われているものを取り入れています。

 私たちは「リーディングセルフ」「リーディングアザーズ」と呼んでいるのですが、リーディングセルフの方が、先ほどお話しした内向きのマインドフルネスのような授業だとすると、リーディングアザーズの方ではデザイン思考を中心に、外向きに何かいい問いが見つかった時に、それをどうやって形にしていくかを学んでいます。

 プロトタイプがたくさんあって、必ずしも解は1つではないことが多いので、それをどうやって形にしていくかということを座学でやっています。

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小林 りん(こばやし・りん)
UWC ISAK Japan 代表理事
経団連からの全額奨学金をうけて、カナダの全寮制インターナショナルスクールに留学した経験を持つ。その原体験から、大学では開発経済を学び、前職では国連児童基金(UNICEF)のプログラムオフィサーとしてフィリピンに駐在、ストリートチルドレンの非公式教育に携わる。2007年に発起人代表の谷家衛氏と出会い、学校設立をライフワークとすることを決意、2008年8月に帰国。1993年国際バカロレアディプロマ取得、1998年東京大学経済学部卒、2005年スタンフォード大学国際教育政策学修士。世界経済フォーラムから2012年度に「ヤング・グローバル・リーダーズ」として選出される。2013年には、日経ビジネスが選ぶ「チェンジメーカー・オブ・ザ・イヤー」受賞、2015年に日経ウーマンが選ぶ「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」受賞、2016年に財界が選ぶ「経営者賞」受賞。イエール・ワールド・フェロー2017。