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 10月31日から11月4日にかけて、タイの首都バンコクで東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議が開かれた。例年、ASEANは日中韓や米国など各国首脳の参加を促し、様々な国との首脳会合を開くことでその存在感をアピールしてきた。今年も日本の安倍晋三首相や中国の李克強(リー・クォーチャン)首相、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領など各国の首脳がバンコクに集まっている。

 だが、大国でありながら、首脳級はおろか閣僚級すら送らない国があった。米国だ。メンツを潰されたASEAN側は4日開かれた米国との首脳会議出席者の顔ぶれを「格下げ」し、首脳級の参加を3カ国にとどめた。これに米国の派遣団が逆に反発したとの報道もある。