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 カンボジアの地方都市シアヌークビルには中国資本によるカジノが乱立し、いつしか「第2のマカオ」と呼ばれるようになった。中国の人と資本が大規模流入した結果、町は急速に「中国化」し、様々な問題が発生している。外資カジノを軸とした発展によるひずみが顕在化しつつある中、カンボジア政府はオンラインカジノの禁止を打ち出した。これを機に、シアヌークビルは町の姿を是正しようともがいている。

暗闇を照らすシアヌークビルのカジノ。同様のカジノビルやカジノ併設ホテルが町中に乱立している。

 「もうオンラインカジノは営業させない。町の治安とインフラを改善し、悪いイメージを払拭して海外からの投資を広く集めたい」。シアヌークビル州政府関係者はこう力を込めて語る。