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 マンチェスターで英与党、保守党の党大会が開催された。党大会のテーマは「ブレグジット(英国のEU離脱)を実現する」。英国各地から党員が集まり、それぞれの関心に応じてセミナーや展示ブースを訪れていた。

 マンチェスター中央会議場のセミナーでは閣僚が登壇するほか、通商や医療、教育など分野ごとにセミナーが開催。セミナーにはオーストラリアのトニー・アボット元首相やカナダのスティーブン・ハーパー元首相など海外の著名政治家も来て、講演をしていた。

 その会場で10月1日、ボリス・ジョンソン英首相の父、スタンレー・ジョンソン氏を見つけ、直撃した。ジョンソン首相は日本との接点が少ないため、日本に対する関心度合いを聞くと「大いに関心があるはず」と答え、こう続けた。「ラグビーワールドカップ(W杯)でイングランドが決勝戦に進出したら、首相は日本に行くよ。決勝の相手は日本だ」

ボリス・ジョンソン英首相の父親であるスタンレー・ジョインソン氏は、保守党大会に現れた

 真偽のほどは定かではないが、実現すればボリス・ジョンソン氏は首相として初来日になる。また、決勝戦は11月2日と、英国のEU離脱が実現すればその直後になるためタイミング的に来日は難しいが、イベント好きのジョンソン首相なら可能性はゼロではない。

 フランスのマクロン大統領が2018年のサッカーW杯の決勝戦でロシア・モスクワを訪れ、応援で存在感を示したように、W杯は政権浮揚として格好のイベントだ。今回のラグビーW杯においては開幕に合わせて優勝候補のニュージーランドのアーダーン首相が来日した。

 ジョンソン首相の父と話してみて、ジョンソン首相の奔放さや親しみやすさは父親譲りのように感じた。スタンレー氏は欧州議会の議員を務めた政治家であり、作家でもある。ジョンソン首相はイートン校とオックスフォード大学という英国の典型的なエリート教育を受け、父親と同じ道を選んだ。