
AI(人工知能)のサービスを提供する企業にとって秘中の秘であるはずのアルゴリズム。米シリコンバレーにはその原本にあたるソースコードを無償で提供するスタートアップがある。
そのスタートアップ、H2O.ai(以下、H2O)のスリ・アンバティCEO(最高経営責任者)は「AIのアルゴリズムは水や空気のように、安価かつ容易に利用できるべきだ」と話す。インターネット上で公開する同社のアルゴリズムは、誰でも利用できるようになっている。
ここにきてこのH2Oのビジネスモデルが注目され始めている。全世界のスタートアップ企業の影響力を評価する米クランチベースで、「Artificial Intelligence(AI)」とAIの一手法である「Machine Learning」の両方に取り組む企業として11位と、米グーグルの10位に次ぐ位置につけた。今年8月には、米ゴールドマンサックスなどを引受先として7250万ドル(約75億円)を調達。スタートアップとしては株式公開などの出口に近い、レーターステージであるシリーズDの段階にある。
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