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 そんな状況で、テスラ自らが、消費電力を従来よりも抑えた完全自動運転向けのSoCを実現した上、そのSoCを実装したコンピューターを量産EVに搭載し始めた。こうした状況に対するエヌビディアの対抗心や焦りが、同社のブログから透けて見える。

 ブログの最後に掲載した文言も、エヌビディアの対抗心と焦りが透けて見える。「(完全自動運転に向けた)AIコンピューティングを実現できているのはエヌビディアとテスラ。このうち、オープンプラットフォームなのは1つ(エヌビディア)だけ」と、自社をアピールして締めくくった。

 今回のテスラとエヌビディアの動きからは、自動運転向けAI半導体の主導権争いが決着していないことがうかがえる。自動車メーカーや1次部品メーカー(ティア1)、半導体メーカーなど、異なる立場のメーカーによるAI半導体の開発競争が一層激しさを増しそうだ。

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