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 スペイン・バルセロナで2月下旬に開催された携帯通信分野のイベント「MWC19」に合わせて、韓国サムスン電子と中国華為技術(ファーウェイ)が折り畳み型スマートフォンを発表した。両社の製品を比べると、サムスンの「プラットフォーマー」としての実力が光る。

 両社が発表した折り畳み型スマホとは、画面を2つに折り畳める“スマホ兼タブレット”のデバイスだ。畳んだ状態では通常のスマホと変わらないが、広げると大画面のタブレットとして利用できる。折り畳み型スマホが採用する有機ELディスプレーは、曲げやすいプラスチック基板で作られている。一方、従来の有機ELディスプレーや液晶ディスプレーはガラス基板を用いるため曲げられなかった。

 ハードウエアのスペックだけであれば、ファーウェイが2299ユーロ(約29万円)で販売する「Mate X」が、サムスンが1980ドル(約22万円)で販売する「Galaxy Fold」を上回る。広げたときの画面サイズはMate Xの8インチに対して、Galaxy Foldは7.3インチ。折り畳み時もMate Xが6.6インチで、Galaxy Foldは4.6インチだ。最新の通信規格「5G」に対応するのも、ファーウェイのMate Xだけとなる。

サムスンが成し遂げた「世界初」

 しかしサムスンのGalaxy Foldには、ファーウェイのMate Xにはない、それどころか世界中の他のスマホやタブレットにも存在しない機能がある。タブレットの画面を3分割し、異なる3つのアプリを同時に使える機能だ。

サムスンがGalaxy Foldで実現した「画面3分割」機能