今回のチェックポイント
  • ●ジョージ・ルーカスが果たした役割は?
  • ●ゲーマーに怒られてうれしかった理由
  • ●サンの創業者と語り合った「任天堂の夢」
ラインアップ(全13回、毎週水曜日掲載)
  • 01 理想だけを追えばいい時代が来る
  • 02 そもそも「インターネット」とは何か
  • 03 今、AIが急速に普及しているのはなぜ?
  • 04 「ブロックチェーン」の本質
  • 05 コンピューターの能力に限界は来ないのか?
  • 06 分散処理の先に来る量子コンピューター
  • 07 データが永遠に消えない世界へ
  • 08 誤解だらけの「プログラミング教育」
  • 09 ゲーム(遊び)が革新をけん引する
  • 10 「会社」がなくなる? 働き方はどう変わるか
  • 11 “空飛ぶクルマ”はインターネットと相性抜群
  • 12 インターネット前提社会を支える規制の在り方
  • 13 インターネット前提社会の未来
※タイトルなどは変更になる可能性があります
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大竹 剛(日経ビジネス)前回は、プログラミング教育の重要性についてお話しいただきました。今回は、映画やゲームなどのエンタテインメント産業が、コンピューターやインターネットの技術革新に果たした貢献について教えてください。

村井 純(慶応義塾大学教授):まず技術開発の方向性といった観点から私の立場で言うと、素晴らしくありがたい分野ですよね。

(写真:ユニフォトプレス)
(写真:ユニフォトプレス)

 例えば、「Stanford University Network」を略したサン・マイクロシステムズ(Sun Microsystems)がつくったワークステーションというのは、クリエーティブな個人用のスーパーマシンでした。絵も描けるし、いろいろなことができるんだけど、どこでこれを使おうかと、みんなで悩んでました。そうしたらこれに目を付けたのが、ジョージ・ルーカスさんなんですよ。

 ジョージ・ルーカスが最初のロットのSunのワークステーションを大量に導入して作った映画が『スター・ウォーズ』なんです。

>>続きは上の動画をご覧ください

村井 純(むらい・じゅん)
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科委員長、環境情報学部 教授
1955年生まれ。慶應義塾大学理工学研究科博士課程修了。84年、東京工業大学と慶應義塾大学を接続する日本初のネットワーク間接続「JUNET」を設立。88年、インターネット研究コンソーシアムWIDEプロジェクトを立ち上げ、日本におけるインターネットの普及の先頭を走ってきた。2011年、日本人初の「IEEE Internet Award」を受賞。13年、インターネット協会(ISOC)が「インターネットの殿堂」に選出。