
- 01 理想だけを追えばいい時代が来る
- 02 そもそも「インターネット」とは何か
- 03 今、AIが急速に普及しているのはなぜ?
- 04 「ブロックチェーン」の本質
- 05 コンピューターの能力に限界は来ないのか?
- 06 分散処理の先に来る量子コンピューター
- 07 データが永遠に消えない世界へ
- 08 誤解だらけの「プログラミング教育」
- 09 ゲーム(遊び)が革新をけん引する
- 10 「会社」がなくなる? 働き方はどう変わるか
- 11 “空飛ぶクルマ”はインターネットと相性抜群
- 12 インターネット前提社会を支える規制の在り方
- 13 インターネット前提社会の未来
>> 一覧
■シリーズ予告■
「インターネット前提社会」の構築に向け先頭を走り続けてきた“日本のインターネットの父”、慶應義塾大学教授の村井純氏。インターネットで日本を世界につないだ人物とも知られ、同大学の湘南藤沢キャンパス(SFC)を舞台に、日本のインターネットビジネスをけん引する起業家を多く育ててきた。
最近もブロックチェーンやドローンなど、インターネットとは切っても切れない先端技術を社会に展開するムーブメントをけん引しており、その発言は日本のデジタル関連の政策にも影響を及ぼす。
その村井氏が、ビジネスパーソンのためにデジタル技術を理解するポイントを語り尽くす。
そもそも「インターネット」とは何か。それを基盤に花開いた「スマートフォン」は、ビジネスにどのような影響を及ぼしたか。そして、AI(人工知能)やブロックチェーンなど最新技術がビジネス、そして社会をどのように変えるのか。
デジタル技術が将来、社会に及ぼすであろう未知数のインパクトに不安を覚えるビジネスパーソンは少なくない。だが、村井氏は極めて楽観的だ。
「デジタル技術のプラットフォーム化が進めば、人間は理想だけを追求すればよくなる」
「コンピューターの計算能力やデータ保存の限界を心配する必要はもはやなくなってきた」
村井氏が楽観的でいられるのはなぜか。インターネットの父にデジタル技術の要諦を学べば、あなたも未来が待ち遠しくなる。
>>1月16日から毎週水曜日掲載
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科委員長、環境情報学部 教授

1955年生まれ。慶應義塾大学理工学研究科博士課程修了。84年、東京工業大学と慶應義塾大学を接続する日本初のネットワーク間接続「JUNET」を設立。88年、インターネット研究コンソーシアムWIDEプロジェクトを立ち上げ、日本におけるインターネットの普及の先頭を走ってきた。2011年、日本人初の「IEEE Internet Award」を受賞。13年、インターネット協会(ISOC)が「インターネットの殿堂」に選出。
■変更履歴
村井純氏の肩書に間違いがありました。本文は修正済みです。[2019/1/15 15:00]
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