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今回のチェックポイント
  • ●日本でもD2Cの成功例が出始めている?
  • ●サブスクリプションモデルに向く業界は?
  • ●第4次産業革命とデザインの関係は?
  • ●デザイン経営の文脈は日本と欧米は違う?
ラインアップ(毎週火曜日掲載)

丸尾弘志(日経BP総研デザイン・イノベーション センター長):前回は、北米のD2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)のスタートアップとして注目を集めている米Away(アウェイ)を事例に、デザイン経営の先端的な取り組みを解説しました。今回は、日本でデザイン経営を実践する意義について考えます。

田川欣哉(Takram代表取締役):D2Cは北米が少し先を進んでいますが、日本だとファッションの分野でFABRIC TOKYOなどがD2Cのブランドとして急成長しています。

(写真:ユニフォトプレス)

 ファッションの分野では在庫の持ち方など比較的ビジネスサイクルが小さいところから立ち上げられます。似たようなところが飲食業界で、サブスプリクション型のレストランやコーヒー店が登場しています。月額料金を払って、ここで飲みたいという人だけ、つまり、常連さんしか来なくていいというタイプのビジネスです。そういうことを今、展開し始めている飲食店の中には、結構活躍し始めているところがあります。

 そういう意味だとビジネスの回転が速い分野は、サブスクリプション型に向いていると思います。

 次に来るのが家電のようなところで、家電の中でもすごく思想がはっきりしていて指名買いが多いもの。他には……。

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田川欣哉(たがわ・きんや)
Takram代表取締役、英ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)客員教授・名誉フェロー
デザインエンジニアとしてテクノロジーとデザインに精通。トヨタ自動車「e-Palette Concept」のプレゼンテーション設計、政府の地域経済分析システム「RESAS」のプロトタイピングなどを手掛ける。グッドデザイン金賞、未踏ソフトウェア創造事業スーパークリエータ認定など。東京大学工学部卒業。英ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)修士課程修了、同校客員教授・名誉フェロー