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ミレニアル世代に人気

 さらに、月額のオンライン・ジムサービスを提供しています。大型のタブレットがエアロバイクの前面に付いていて、タブレットの向こう側にいるインストラクターを見ながら自転車をこぐんです。全米から同じ時間にユーザーがログインしてきて、数十人集まってインストラクターが音楽を流したり、掛け声を掛けたりして、それに合わせてみんなで自転車をこぐんです。このオンライン・ジムサービスが月額約50ドル(39ドル)。

 どういうユーザーに受け入れられているかというと、おそらく、これまでジムに行っているような人たちです。米国だと月額100ドル以下のジムは少ないと思います。しかもジムに行くまでの移動に時間がかかったり、シャワールームが混んでいたり、運動するという目的をかなえるための前工程と後工程に、いろいろと問題があります。

 これを買っているユーザーたちはミレニアル世代と言われています。自宅にペロトンを置いて、仕事から帰ってきてパッとラフな格好に着替えて、そこで30分、1時間運動して、終わると自宅でシャワーを浴びて、すぐに食事をするなどできる。ジムに移動する30分、1時間を省略できることが「いいね」となり、最近、大変伸びています。

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田川欣哉(たがわ・きんや)
Takram代表取締役、英ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)客員教授・名誉フェロー
(写真:竹井俊晴)
デザインエンジニアとしてテクノロジーとデザインに精通。トヨタ自動車「e-Palette Concept」のプレゼンテーション設計、政府の地域経済分析システム「RESAS」のプロトタイピングなどを手掛ける。グッドデザイン金賞、未踏ソフトウェア創造事業スーパークリエータ認定など。東京大学工学部卒業。英ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)修士課程修了、同校客員教授・名誉フェロー