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今回のチェックポイント
  • ●なぜ今、デザイン経営が必要なのか?
  • ●ネット企業がデザインを重視してきた理由
  • ●チャネル(販路)の変化が影響?
ラインアップ(毎週火曜日掲載)
  • 01 「デザイン経営」とは何か
  • 02 なぜ今、「デザイン経営」が必要なのか
  • 03 「デザイン経営」は“恋愛”ではなく“結婚”
  • 04 世界の事例(1)~SaaS Plus a Box(米Peloton)
  • 05 世界の事例(2)~D2C(米Away)
  • 06 日本は世界で勝負できるか
  • 07 「デザイン思考」は効果あるのか
※今後の内容は変わることがあります
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丸尾弘志(日経BP総研デザイン・イノベーション センター長):デザイン経営はなぜ今、必要になっているのでしょうか。今回は、その点についてもう少し詳しくお伺いします。

田川欣哉(Takram代表取締役):最近、「デザイン経営」という言葉より前に「デザイン思考」の話をいろいろなところで耳にするようになりました。「デザイン思考」という言葉を通じて、デザインに興味をお持ちになっているビジネスパーソンも多いと思います。

 デザイン経営やデザイン思考が世の中でインパクトを持つようになったのは、やはり産業の潮流の大きなうねりが背景にあるのではないかと思います。

(写真:ユニフォトプレス)

 特に今、「第4次産業革命」とよく言われますが、これは平たく言うとインターネットとデジタルテクノロジーがスマートフォンやパソコンのスクリーンを飛び出して、物理世界に染み出してくることです。そうなると、例えば農業であるとか、医療であるとか、小売りの現場であるとか、私たちが「インターネット」という言葉とあまり紐付けて考えてこなかった領域に、デジタルとインターネットのテクノロジーが急速に浸透してきます。

 これはビジネスをやっていらっしゃる方は日々、体感していらっしゃると思いますが、これが「デザイン経営」が必要になってきたきっかけになっていると思います。

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>>Raiseでデザイン経営について議論しています

田川欣哉(たがわ・きんや)
Takram代表取締役、英ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)客員教授・名誉フェロー
(写真:竹井俊晴)
デザインエンジニアとしてテクノロジーとデザインに精通。トヨタ自動車「e-Palette Concept」のプレゼンテーション設計、政府の地域経済分析システム「RESAS」のプロトタイピングなどを手掛ける。グッドデザイン金賞、未踏ソフトウェア創造事業スーパークリエータ認定など。東京大学工学部卒業。英ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)修士課程修了、同校客員教授・名誉フェロー