
■シリーズ予告■
行動経済学をけん引した貢献で2017年にノーベル経済学賞を受賞した、リチャード・セイラー米シカゴ大学教授。約10年ぶりに日経ビジネスの独占インタビューに応じた。人間は必ずしも合理的な存在ではなく、自制心がきかなくなりがち。どうすればより幸せに生きていけるかについて熱く語った。
日本の詩人「相田みつを」作品の大ファンだが、前回の日経ビジネスによるインタビューで「大ファン」「共著を出したかった」と明かしたことをきっかけに、広く知られることになった。そんな相田みつを作品への熱い思いは、今も健在だ。
やがてAI(人工知能)が人間の知能を抜くシンギュラリティー(技術的特異点)が訪れ、AIが様々な仕事や日々の意思決定を代行するようになると予見されている。そのような昨今だからこそますます、「人間の心」が社会にもたらす影響とその複雑性を理解することが重要になっている。
「人間だもの」の行動経済学を、ビジネスや政策立案にどう生かせるのか、そして行動経済学の「ナッジ」理論は、人々を幸せにできるのか?
(セイラー語録の一部)
「明日に延ばせることを今日するな。それが私のモットーです」(笑)
「『人間だもの』を前提にした市場取引や、人間の意思決定が市場に与える影響を、ずっと考え続けてきました」
「金融では、多様な分散投資が良いとされるでしょう。国家(の構成員)も多様性が必要で、国や文化もそれによって進歩します」
>>続きは動画で
>>雑誌に掲載した編集長インタビュー
米シカゴ大学教授・行動経済学者

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