
日経ビジネスオンラインでは、各界のキーパーソンや人気連載陣に「シン・ゴジラ」を読み解いてもらうキャンペーン「『シン・ゴジラ』、私はこう読む」を展開しています。
※この記事には映画「シン・ゴジラ」の内容に関する記述が含まれています。
日経ビジネスオンラインで、「これでもか!」と絶賛展開中の企画「『シン・ゴジラ』、私はこう読む」。これまで、各界のキーマンや専門家の興味深い解釈を数多く紹介してきたが、一般の鑑賞者の見方はいかに?
今回は、「不満買取センター」が実施したシン・ゴジラに関するアンケート(調査期間:2016年9月13~14日/有効回答526人)の結果を紹介する。アンケートは不満を回答してもらう形式のため、寄せられたのは、当然ながら否定的なコメントのみ。
「中にはこうした意見もある」という程度の軽い気持ちで、ご覧ください。
「もっと暴れてほしかった」
もっとも多かった不満は、「ゴジラの暴れ方が物足りない」の29%。2位以下を大きく引き離して圧倒的な1位である。
代表的なコメントは、以下のようなものだ。
「ビルを破壊してなぎ倒し、観る者に爽快感を与えた昔のゴジラははもういませんでした。感情も何も感じられないゴジラ。悲しさも感動も…。観て何も残らない映画になってしまいました。ゴジラ映画じゃなくてよかったのでは?非常にがっかりでした」(43歳、男性、経営者・役員)
「ゴジラの暴れ方が足りないような気が。もっと東京中やられるのかと思っていたし、もう一回起動するとばかり思っていた。あれで終わりとは…」(40歳、女性、会社員)
「ゴジラが暴れるシーンが意外と少なくて、ただ歩いてるだけに見えた。ゴジラの目指す目的が理解できなかった」(42歳、男性、自営業)
「もう少しゴジラが暴れた方がよかったのでは? 破壊後の絶望感が漂う中で作戦シーンへ移ってほしかった」(29歳、男性、会社員)
「怪獣映画」として観てしまうと、歴代ゴジラとの比較において、シン・ゴジラはちょっとおとなしすぎる――。一言でまとめると、こうした感想なのだろう。観賞するうえでの視点を、「人間ドラマ」など「怪獣映画」以外に置くか否かで、評価も分かれるのだろうが。
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