「早上がりした後、帰宅して仕事を続けた」

 次に、勤務先で「プレミアムフライデーが実施された」と回答した101人の回答を見てみよう。

 寄せられた主なコメントは、以下のようなものだ。

「早上がりの分は、有給休暇を充当させられた。これでは嬉しくない」(54歳、男性、会社員)

「仕事の量は変わらないのにプレミアムフライデーだからと早く帰らされたが、終わらない仕事があったため、結局、帰宅後に仕事を続けた。サービス残業の強要と一緒。プレミアムフライデーなんていらない」(34歳、男性、会社員)

「仕事が終わらず、結局、休日出勤をする羽目になった」(52歳、男性、会社員)

「会社からは『各自の判断で、有休を活用して15:00退社してください』と伝えられた。会社としては実施したという実績になるのかもしれないが、私の周りで早上がりした人はいなかった」(35歳、女性、会社員)

「導入されている企業とそうでない企業があり、一緒に楽しみにくい空気がある。また、取引先が営業していると休みにくい」(37歳、男性、会社員)

「土曜も仕事なので、特に解放感もなく、普段とあまり変わらなかった。家族の勤め先はプレミアムフライデーを実施していなかったので、結局一人で過ごすことになる」(46歳、男性、会社員)

「私は早くに退社できたけれど、夫の勤め先はプレミアムフライデーを実施していない。子供は普通に学校だし、普段通り」(46歳、女性、自営業)

「仕事が早く終わったからと言って、いつもの会社のメンバーで飲み会をするはめに。早く帰りたかった」(34歳、男性、会社員)

「妻から、『バタバタしてるし、早く帰ってこないで』と言われ、仕方なく本屋で時間を潰して帰った。早く終わる意味がない」(40歳、男性、会社員)

「収入が増えていないのにお金を使えるわけがない。使えと言うなら収入を増やしてほしい。そのうちプレミアムフライデーを利用して副業を始めようと考えている」(47歳、男性、会社員)

 「有休を消化する形で実施されたのが不満」「しわ寄せで、ほかの日に残業や休日作業を強いられた」「金銭的に余裕がないのに消費を強要されるのはイヤ」といった意見は多く聞かれた。現時点では、実施したとしても“掛け声”だけで、本来の目的を実現するうえで必要な環境整備が追い付いていない企業が少なくないのだろう。

 なお、プレミアムフライデーの過ごし方として目立ったのは、「外食・飲み会」「買い物」「映画鑑賞」「自宅でのんびり」など。

 また、使った金額に関するデータは以下。回答数が101人と少ないのであくまでも“参考値”程度でご覧いただきたいが、約3分の1が「0円」。地域差もあるだろうが、大きな消費喚起にはつながらなかったとの結果になっている。

プレミアムフライデーで使った金額(対象:勤務先が実施=101人)
データ協力:「不満買取センター」
世の中のあらゆる不満を買い取り、データ解析を通じて、企業や社会によるサービス改善や商品開発を支援している。