先月末の金曜日から、とうとう始まった「プレミアムフライデー」。消費刺激を狙ったこの"官製"大イベント、果たして、皆さんの目にはどう映ったのか?
今回は「不満買取センター」が実施した「プレミアムフライデーへの不満」に関するアンケート(調査期間:2017年2月24~27日/有効回答1557人=勤務先でプレミアムフライデーが「実施された」101人、「実施されなかった」1456人)の結果と、代表的な意見を紹介する。
この連載、気になる話題や身近なトピックに対する「ちょっと言わせて!」を紹介するのが目的。辛口であったり多少身勝手な言い分であったりしても、広い心で受け止めていただければ。

「田舎では早く帰っても行くところがない」
まずは、大多数がそうだったと思われる「勤務先でプレミアムフライデーが実施されなかった」と回答した1456人のアンケート結果から。

不満は上位から順に、「一部の企業でしか実施されない(24%)」「実施が難しい業種がある(23%)」「大都市限定に感じる(16%)」「なぜ月末金曜日にしたのか(15%)」「他の日にしわ寄せがくる(14%)」となった。実施企業が少数だったことを考えれば、1位は当然の結果だろう。
以下に、代表的なコメントを紹介する。全般的には、「不公平感」に対する批判が目立った。
「週休2日にもなっていない会社があるのに…。実施できるのは余裕がある大手企業だけ」(46歳、女性、公務員)
「一部の人しか恩恵がない。会社によっては早退扱いとなる。平等ではないからかえってイライラした」(45歳、女性、会社員)
「勤務が交代制で、夜勤も必ずあるのでプレミアムフライデーはムリ。もっといいアイデアで、無理なく幅広い業種で楽しめる取り組みがあればいいのだが」(48歳、男性、会社員)
「土日祝日は営業日であるサービス業の場合、プレミアムフライデーがあると週末の業務の準備に支障をきたす可能性がある。かえって迷惑」(37歳、男性、会社員)
「福祉系の職場だと、プレミアムフライデーなど絶対に実施されない」(56歳、女性、会社員)
「田舎では早く帰っても行くところがないから経済効果は期待しにくい。結局は、なんでも都会基準。勝手に都会でルールを決めて、一部の人に有利なことばっかり」(44歳、女性、会社員)
「月末は業務が普段より多く忙しい。そんな時期の金曜に実施するなんて。従業員の人数も少なく、交代で…というわけにもいかない。一体、どこを基準に考えたイベントなのか」(35歳、女性、会社員)
「プレミアムフライデーよりも『ほどほどエブリデー』の方がめちゃくちゃ嬉しい」(29歳、女性、会社員)
「こんな中途半端なことをするぐらいなら、先行して残業規制に取り組んでほしい」(29歳、男性、会社員)
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