仕入先との関係づくりで大切なのは、ボクも十分にはできていないけれど、やっぱり値切らないことです。

 そして、ボクが絶対妥協しないのは、「いいものを持ってきて」と言うことです。

 パーマ液でも、シャンプーでも、「いいものを持ってきてください」とお願いする。これは鉄則です。なぜかというと、「いいものを持ってきて」と言われたら、売る方は一番うれしいのではないでしょうか。

バグジーは最新の流行や美容技術を常に取り入れている。仕入先はそれを支える大切なパートナーだ(写真は黒崎店)

 材料屋さんたちもうわさをします。「バグジーってあんなこと言っているけれど、安いパーマ液を使っているんだよね」と言われてしまう。ボクは最高のものを持ってきてほしいし、最新のいい情報が欲しいから、そうお願いしています。

仕入れで「まけて」を繰り返すと、自分の店の価値が下がる

 いい商品、いいものを提案してくださいと繰り返しお願いする。そうしたら一所懸命考えて、探して、いいものを持ってきてくれます。

 これが「安くして」と日々繰り返していたら、仕入先も嫌な気分になってしまうでしょう。「安くてもいいものを」とは思えなくなって、商品のグレードが下がっていく。

 結局、それは自分のお店のグレードを下げることになってしまうわけです。

 ちなみにボクは週に1回、面談日というのを決めています。その面談日はかかわりのある業者さんたちと会うようにしています。クリーニング屋さんも、銀行さんもその1つです。

 銀行の支店長さんにも月に1回は会います。お金を借りたいときだけ会いに行くことはしません。何もないときでも「いい天気ですね。最近どうですか」と話をする。それで何度か会っていると「実は出店を考えているんです」という話になる日もあります。

 いつもコミュニケーションが取れているからいい関係になるわけです。用があるときだけ会いに行っても、気持ちは見透かされてしまいます。

 営業マンの人が「売りたい、売りたい」と思っていたら、いくらいいことを言っていたって売りたい気持ちが分かってしまいます。それと同じです。

 やっぱり業者さんたちも、何か取ってやろうという気持ちや、自分だけ儲けようという気持ちは分かりますからね。共に栄えようという気持ちを持ち続けることが大切だと思います。