急速に「デジタル化」が進むインド。日本では「インドにビジネスチャンスあり」と言われ続けてきたが、このデジタル化の実像を知らなければ、今どきのチャンスは見つけられない。現地に長く滞在し、エコシステムの立ち上げにも携わる日本人社長が、インドの内側からインドの今を報告する。
シリーズ
世界の中心になる「デジタル・インド」

完結
5回
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インド人もガッカリ「普通、日本には行かない」
日本にはブランド力がある。だから外国人は憧れの日本で働きたいはずだーー。日本人の多くがそう思っている。しかし、インド人はそう思っていない。そもそも日本のことをよく知らないのだ。世界最強の“八方美人”国家・インドとの良好の…
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インドビジネスは気力+体力+時の運
スタートアップ大国になってきたインド。ここで「連携」「協業」などを考えるならば、インドの流儀を知っておく必要がある。壁は高い。そこでくじけてはいけないのだ。
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インドは「やってみなはれ」先進国
デジタルの新しい市場を作り出しているインド。政府の牽引力は見逃せない。慎重に物事を進める日本に対して、インドは「まずはやってみて、駄目なら変えればいい」というスタンスがある。だからこそ、力強い推進力となっている。
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インドでの「引き籠もり」生活、日本より快適に
インドの都市部では日本以上に「引き籠もり生活」が簡単にできる。デジタル化が進み、生活必需品をオンラインで注文すれば届けてくれるほどになったインド。若者に「ハレの日消費」が広がっている背景はそこにある。
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スタートアップはインドを目指す
日本企業にとって、人口13億人超のインドの魅力は「市場性」だった。それはもちろん大事だが、世界が注目し始めたのは、インドのIT/デジタルに関する人材や技術だ。日本もこの流れに乗り遅れてはいけない。
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