洗練されたプレゼンvs誠実さあふれるプレゼン

 先攻は電巧社だ。トップバッターは総務で採用を担当している八木橋幹子さん。黒いスーツにインナーは白、赤いポケットチーフという服装で登場。笑顔がまぶしい、カッコイイ女性だが、10歳の子供を持つワーキングママでもある。八木橋さんはまず、会社全体を紹介した。

 若い頃は大手企業志向だった彼女は、「大きな組織の中では自分らしくいられない」と感じて転職を決意。電巧社では「めちゃくちゃ自分らしくいられます!」と胸を張る。積極的に自分から意見を出し、チャンスをつかんできた。若手でも、やる気のある人にはチャンスの多い職場だと強調した。

 その後、商社部門、メーカー部門、SI(エンジニア)部門、とそれぞれの部門ごとに2人ずつ前に出て、漫才のような掛け合いも入れながら、それぞれの業務を語った。男性陣の服装は、黒のスーツにインナーは白シャツ、赤いネクタイでそろえていた。

 経験豊富な電巧社は、堂々としたプレゼンを見せた。

電巧社総務の八木橋幹子さん。黒いスーツにインナーは白、赤のポケットチーフが目を引く。会社全体の紹介を担当した

 後攻はセイフルだ。電巧社のプレゼンを見た後でもひるむことなく、元気いっぱいに登場したトップバッターは、工事部の上原学さん。服装は、リクルートチーム用におそろいで新調した緑のポロシャツ。背中には、今期の同社のスローガン「CHALLENGE」の文字が刻まれている。「CHALLENGE」のスペルには、「CHAlleNGE」のように「CHANGE」という単語も含まれており、「挑戦しながら会社をより良く変えていきたい」という思いが込められていると語った。

 プレゼンの冒頭で上原さんは突然、「皆さん、ちょっと目を閉じてください」と、聞く人たちに呼び掛け、「今までの人生でピンチだったことを思い出してください」と尋ねた。

 この流れから上原さんが話したのは、建設業界の人手不足がピンチであるということ、建設ラッシュが終わるとみられる東京五輪の後も人手不足は進み、最新の試算では、2025年には約79万人もの建設系の技術者が不足するといわれている。また、既存の職人の高齢化も課題になっている現状を説明した。

 そんなピンチの中、若手を育てる余力のある会社は少ない。しかし、セイフルは若い技術者を育てることにチャレンジしていくと、未来を見据え、熱い思いを語ったのだ。

 その後は、営業部など3人のメンバーにバトンを渡していき、それぞれが担当する業務について伝えた。初めてのプレゼンとは思えない健闘を見せたセイフル。日頃からお客様の安心・安全を考えて働く、真面目で誠実な姿勢が印象的だった。

 この後、甲乙つけがたいこの2社のプレゼンを、村尾氏が講評した。