戦後の経済成長を支えた「日本の家族」が静かに崩れている。だが、つながりなき社会は企業や組織、国家の土台を揺さぶることでもある。再生に向かいだした人々や組織に、そのヒントを見出していく。日経ビジネス12/25・1/1合併号『「家族」を考える』も合わせてお読みください。
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「家族」を考える

完結
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5回
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花王の調査で浮かんだ「家族」より「自分」の傾向
「家族」はどう変わるのか。生活困窮者の増加という社会の実態と、将来の単身者の増加など、「家族」の変化と、家族のつながりを考える。
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「会社で子育てを!」、旭山動物園園長の提言
「行動展示」で有名な旭山動物園の園長が、動物と人間の家族を比較し、「人間は動物よりも自己中心的」と喝破する。「自分さえ良ければいい」という社会から脱するために、会社に子供を連れてきて、みんなで子育てすることを提唱する。
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外資系ビジネスマンと子どもをつなぐ「居場所」
東京都中央区。大手企業も数多く本社を構えるこの地の一角で開催される小さな学習会がある。そこでは外資系企業のビジネスマンらが、低所得家庭の子どもたちに勉強を教えている。シングルマザーの家庭も多い子どもたちが大人たちと接す…
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「バーチャル婚」は新しい家族の形か
名前も顔も知らない他人と遊ぶオンラインゲーム。ゲームの中にはプレイヤーがその中の世界で結婚できるものもある。この「バーチャル婚」は新しい家族の形になり得るのだろうか。プレイヤーにその胸中を聞いてみた。
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田舎移転で企業が蘇る
人材が集まらず、経営に行き詰まっていたその時だった。IT企業の吉田基晴社長は、逆張りで漁村にオフィスを構えた。そこからの企業成長のストーリーを聞いた。「田舎が都会を救う」。漁村は今、進出企業が後を絶たない。
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小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
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徹底予測2021年 底打ちか奈落か
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不屈の路程
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菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
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1000年企業の肖像
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10 Questions
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河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
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ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
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大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
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グルメサイトという幻
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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ファストリ、異次元の経営
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テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
全8回