NIKE×東洋大学
実際にこのシューズを履いてみると(はい、EKIDEN Newsはもちろん自分たちで履いて走ってみます)、身体が自然に前に傾くようになっており、足の前足部(フォアフット)で着地しないとうまく走れないようになっています。つまり、選手によっては、この靴に合わせたフォームに変える必要もあり、履く選手を選ぶシューズだという評判でしたが、このシューズを積極的に取り入れた大学が現れました。東洋大学です。
出雲、全日本と主力選手のほとんどがこのNIKE ZOOM VAPORFLY 4%を着用。最近、公開となったNIKE×東洋大学のムービーでは夏合宿時期からこのシューズで走っている姿が流れました。つまり、箱根駅伝を見据えて時間をかけ、シューズの特性に合わせてきたこともうかがいとれるのです。今季、下級生を中心とした布陣で望んでいたため、注目度が高くなかった東洋大学でしたが、出雲、全日本と下馬評を覆す走りで圧倒しました。


さらに先日、福岡国際マラソンを2時間7分19秒で走った大迫傑選手の足元にもNIKE ZOOM VAPORFLY 4%が。その影響か、NIKE ZOOM VAPORFLY 4%を履く選手が増えてくる一方で、それまで培ったフォームが崩れることを恐れてか、使用させない大学もあるといいます。

箱根駅伝期間中、箱根駅伝公式スポンサーであるミズノ以外のメーカーは「箱根駅伝」という名前を使って、販促活動をすることができません。走るのは選手であり、靴ではない。ただ、日本で一番、スポーツシューズをPRできる場が箱根駅伝だ! という視点で選手の足元を観ていくと、いろいろ気づくことがでてくるはずです(このあたりも後々、深掘りしたいと思います)。
個人的には、「陸王」では悪役であった、スポーツメーカー・アトランティスのピエール瀧さん、小籔千豊さんや、こはぜ屋の法被を来た役所広司さんなどがさりげなく映ったりすることを期待してしまいます。
(編集担当S)…いや、そこはTBSさんだから、期待するなら元日のニューイヤー駅伝…(笑)。
…ですね(笑)。元日も箱根OBがたくさん走りますが、我々EKIDEN Newsはもちろん「箱根」へ。2日の往路、3日の復路、新たなドラマと発見を求めて密着します。
■写真提供:EKIDEN News
(次回に続く)
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