最近、ようやくニューイヤー、箱根、両者の録画を最後まで観ました。どちらも面白いレース展開で、例年通り楽しかったのですが、1つ違うことに気づきました。それは、サッポロビールのCM(第94回箱根駅伝 みんな、がんばれ篇 60秒)です。

 箱根駅伝におけるサッポロビールのCMは、箱根ファンにとってたまらないものなのでありますが、いつもと違ったことがありました。1つはハッシュタグ「#みんながんばれ」。もう1つは、お茶の間でテレビを観ながらツイッターをする青年。

サッポロビールの第94回箱根駅伝の応援CM「みんな、がんばれ篇 60秒」で、青年がお茶の間でツイートしているシーン

 今年のサッポロビールのCMの中には、「箱根駅伝はツイッターとセットで楽しむもの」という1つのメッセージが含まれていたように思います。

アンパンマン!弱虫ペダル!で「SNS元年」

 実際、今年はツイッターネタがレース序盤からありました。選手の横をアンパンマンのデコレーションをした車が並走。「アンパンマンが走ってる!」と、ツイッターネタとしては最高な話題が投下されたのです。

1区を快走する東洋大学の西山和弥選手を「アンパンマン号」が追走!

 最高視聴率を結果的に叩き出したのは、6区の山下り。先にスタートした東洋大学を追う青山学院大学の走者は、小野田勇次選手。

青学の6区小野田選手は、36秒遅れで箱根をスタート。山下りで爆走し、東洋大の今西駿介選手を抜いてトップに

 ここでもツイッター「弱虫ペダル_アニメ」のこのつぶやきがきっかけで、お祭り状態になっていきます。

「弱虫ペダル_アニメ」のツイートも盛り上がりました

 そして、「陸王」で平瀬孝夫役を演じた元箱根ランナー和田正人さんが、突如失速した駒澤大学7区工藤有生選手の走りを、長距離界特有の足の力が抜ける症状を解説(後に「ぬけぬけ病」といわれるようになる)。インターネット解説陣として積極的にツイートしていきます。もしかすると、本当の「陸王」効果は、この和田さんのツイートによって、ニューイヤー駅伝でなく、箱根駅伝で発揮されてしまったのかもしれません。

駒澤大学7区工藤選手は最後まで頑張り、襷を8区白頭徹也選手へ

 これまで「SNSと視聴率との相関性はない」といわれていましたが、視聴率そのものにはインパクトはなくとも、箱根駅伝をSNSとセットで楽しむことが一般化した。箱根駅伝SNS元年だったような年になりました。