便利なのは天気予報、レシピはついていけず…

 では、いったい何ができるのか。まず、この手の機械のアイデンティティーとも言える、スピーカーの機能を見てみよう。スマートスピーカーのテレビCMでやっていたように

 「○○(曲名とかアーティスト名)をかけて」

 と音声でコマンドを送ると、音楽配信サービスに接続するなどして、聞きたい曲をスピーカーから流してくれる。どの配信サービスと接続できるかなどの違いはあるが、「スマートスピーカー」と名乗る商品なら、この「○○かけて」の機能は、ほぼ100%搭載されていると考えていい。

 一方、各社ばらつきがあるのが、コンピューターとしての機能だ。スマートスピーカーはコンピューターとはいえ、ディスプレイもキーボードもないので、操作はスピーカーに話しかけて行う。そのため、まず最初に自分のスマホにアレクサ用のアプリをインストールする。そのアプリで「スキル」と呼ばれる各機能を有効にすることで、さまざまなことができるようになる。

 アレクサの場合、日本で使えるスキルは現在500以上。例えば「アレクサ、ラジコを開いて」とEcho Dotに話しかけると、民放ラジオをかけてくれる「radiko.jp」がスマホで立ち上がり、スピーカーから聞こえてくる。このほか、ピカチュウとおしゃべりができる「ピカチュウトーク」、毎日一つの豆知識を教えてくれる「豆しば」といったスキルが人気になっている。

 片っ端からスキルを有効にしてみた。まず実用系で、一番使う頻度が高いのは何てことない「天気予報」だ。特に毎日目まぐるしく最高気温が変わるこの時期、朝起きたときや、出かける支度をしているときなど、スマホを操作する手がふさがっているときに、遠くから「アレクサ、今日の天気は?」と話しかけて、教えてもらうと便利。

 ほかに自分の場合、「手がふさがっているとき」として真っ先に思い浮かべるのが、調理中。料理下手で、調理中はいつもいっぱいいっぱいなため、レシピ系のスキルを呼び出して分量や調理法を音声で教えてもらえるなら便利だと思ったのだが…。

 レシピ系のスキルは、クックパッドからデリッシュキッチンまで各種揃っているが、レシピ動画でも速くてついていけないような料理下手には、音声だけのレシピなんてもっと無理だった。音声をストップしたり、リプレイしているうちに鍋が真っ黒に、なんていう惨事にもなりかねない。