ヒロイン起業家の凄さが伝わらないまま後半へ突入…

 同じようにバックグラウンドのフォローが足りないまま、ヒロインのお嬢さんぶりがツッコまれる場面も多く、あげく、すみれちゃんの最終兵器は「なんか…なんかな…」だしね。口ごもっているヒロインばかりが出てきてそもそも暗いし、見ているほうも、おやじ上司に怒られたことを思い出して、何だか暗い気持ちに…。

 と、ここまでは前半部分の話。重要な結婚前までを超高速で片づけてまで、後半部分で描きたかったこととは…。その最近始まった後半部分は何かと思えば、高校生になった娘さくらとか、次の世代が物語の中心になりつつある。えーー。

 脚本を担当したのは、そもそも「名前をなくした女神」(フジテレビ系列)でママ友界のドロドロを、「ファーストクラス」(同)の一部で職場でのドロドロを描いて話題になった渡辺千穂さん。まったくの憶測だが、この脚本家はお嬢さん上司に振り回されて、苦しんだ過去でもあるんだろうか。すみれちゃんたちへの愛がなさすぎだってば。

 いや、まだ折り返し地点。すでに子どものことでキアリス創業者同士がギクシャクしたり、さらにドロドロしていくイヤな予感はぶんぶん振り払って、後半の展開を見守りましょ。